頭が下がる仕事ほど、自慢をしない|広島の採用ホームページ制作会社が教える「揃える」求人戦略
現場で働く方々を取材する機会が、これまでに何度もありました。
港で働く人。重機を自在に操る人。船に乗る人。道路や橋をつくる人。 工場で部品をつくる人・・・。
いわゆる「ブルーカラー」と呼ばれる仕事現場です。
取材を始める前は、苦労話がたくさん聞けるのだろうと思っていました。
けれど、夏は暑いですね、と聞けば、「そりゃ夏ですから」
冬は寒いですね、と聞けば、「当たり前ですよ」
そんな答えが返ってきます。
危険な作業ではないかと尋ねても、「気を付ければ大丈夫」と笑い、何ヶ月も船上で過ごすと聞けば、「そういう仕事だからね」と肩をすくめる。
弱音もなければ、大げさな武勇伝もありません。でも私は、その何気ない言葉の奥に、強い誇りを感じました。
「自分たちがやらないと、社会が回らないから」
そんな言葉を、何度も耳にしました。
道路が傷めば直す人がいる。港を整備し、船を操り、橋を架け、物流を止めることなく支える人がいる。
私たちは毎日、その恩恵を「当たり前」として受けて暮らしています。
でも、その当たり前は、誰かが酷暑や凍える寒さの中で働き続けてくれているからこそ、成り立っているものです。
コロナ禍くらいから「エッセンシャルワーカー」という言葉をよく耳にするようになりました。
もちろんその通りなのだと思います。
けれど、私が取材した現場の皆さんは、そんな格好つけたカタカナ言葉を口にすることはありません。
「仕事だから」「当たり前だから」、ただこれだけです。
けれど私はその何気ない一言にこそ、職人たちの本物の仕事観が表れていると感じるのです。
決して楽な仕事ではありません。炎天下での作業もあれば、凍える風の中、危険と隣り合わせの現場もあります。
蒸し暑い工場の中で、スポットクーラーの前しか涼しくない環境もあります。
冷暖房の効いたオフィスで働く人たちの方が出世も早く、収入が高いことも珍しくないでしょう。
それでも、その現場を守り続ける人がいる。
なぜなのだろう?その答えは、取材を重ねる中で少しずつ見えてきました。
仕事には、お金や条件だけでは測れない価値がある。
誰かの役に立っているという実感。
社会の基盤を支えているという責任感。
そして、「自分がやらなきゃ困る人がいる」という誇りです。
私は、採用サイトやホームページを作る仕事をしています。だからこそ、給料や休日、福利厚生といった条件を正確に伝える大切さはよく分かっています。
でも、それ以上に伝えたいことがあるのです。
その仕事は、誰の、どんな日常を支えているのか。そこで働く人は、何に胸を張っているのか。
そこが伝わらなければ、その仕事の「本当の価値」は届きません。
取材をするたびに、強く思います。
頭が下がる仕事ほど、自慢をしないんです。自衛隊や消防士、警察官と通じるところがあるかもしれませんね。
だからこそ、その飾らない価値を言葉にして光をあてること。それが私の役割なのだと。
私はWeb業界に舵を切って以来、ずっとホームページを作り続けてきました。
けれど、本当につくってきたのはWebサイトという形あるものだけではありません。
その会社の中に眠る「価値」を見つけ出し、伝わる言葉にして届ける仕事をしてきたのだと思っています。
社長さんはよく「うちには特別な強みなんてないよ」とおっしゃいます。現場の社員さんも「普通の仕事ですよ」と笑います。
でも、本人にとっては「当たり前」の日常や言葉の中にこそ、他には真似できないその会社だけの大きな価値が隠れているものなのです。
「暑いですけど、これが仕事ですから」「危険だけど、誰かがやらんとね」
そう言って笑う泥くさくも格好いい姿に、私は何度も胸を打たれてきました。その「普通」の積み重ねこそが、かけがえのない価値なのです。
だから私は、これからも現場へ足を運び続けます。
それこそ夏は暑く、冬は寒い現場です。
しかも初老を通り越し、立派な老人になってますが(笑)、それでも現場が好きです。
それはただ綺麗でお洒落なページを作るためではありません。
働く人たち自身もまだ気づいていない誇りを見つけ出し、未来のお客様へ、そして未来の仲間へしっかりと手渡していくために・・・。それが、35年この道を歩んできた私の仕事です。
FAQ
「なぜ社員インタビューが採用活動に役立つのですか?」
「AI時代に社員インタビューは必要ですか?」
「採用サイトに必要なコンテンツは何ですか?」
1961年生まれ。広島県広島市出身。広島修道大学中退後、リクルート、カーディーラーの採用・教育担当を経て、企業内の体質改善・採用・教育コンサルタント会社として、1991年2月有限会社オフィスCAN(現 株式会社カンドウコーポレーション)を設立。その後思い切った業態転換により、クリエイティブファームとしてのポジションを確立する。
福原 勘二のプロフィール