なぜ採用サイトにもAEO対策、LLMO対策が必要なのか
求職者は応募する前に、必ずと言っていいほど会社を調べます。
※求職者の8割以上(最大で約94%)が、応募の前後に必ず何らかの方法で事前に企業情報や所在地を検索しています。
会社名で検索した上、ホームページを見たり、口コミサイトを見ます。場合によってはSNSまで。
そして最近は、それに加えてAIに聞く人も増えてきました。
「広島で働きやすい建設会社は?」
「未経験でも働ける営業会社は?」
「若手が活躍しているコンサル会社は?」
「◯◯◯◯という会社のことを教えてください」
そんな質問をAIに投げかける時代です。
ここで考えなければならないことがあります。
もしAIがあなたの会社を説明するとしたら、何を根拠に説明するのでしょうか。
当然ですが、AIは会社見学をしたこともなければ、社長と話をしたこともありません。会社の雰囲気も知りません。
ホームページに書かれている情報
公開されている情報
第三者が発信している情報
それらを元にAIは回答しています。
つまり、ホームページに情報がなければ、AIも説明できないのです。
実際、多くの採用サイトを見ると、「アットホームな職場です」「やりがいがあります」「成長できます」といったありきたりの言葉が並んでいるだけ。
しかし、それだけでは何も伝わりません。
どんな人が働いているのか
どんな仕事をしているのか
どんな価値観を大切にしているのか
ワークライフバランスはどうなのか
そこが見えなければ、求職者も判断できません。
AIも同じです。
最近よく「AEO対策をしたい」「LLMO対策とどう違うの?」というAI関連のご相談を受けます。
ただ、AEO対策、LLMO対策というと技術的な話だと思われがちです。
FAQを作りましょう、増やしましょう
構造化データをちゃんと入れましょう
llms.txtを設置するのをお忘れなく
もちろんそれらも大切ですが、採用サイトの場合、技術的なこと以上に重要なのは「言葉」です。
会社がどんな人を求めているのか
なぜその仕事をしているのか
どんな人が活躍しているのか
どんな働き方ができるのか
それらが言語化されて初めて、AIも会社を理解できるようになります。
私は採用サイトの仕事をする中で、応募が来ない原因の多くは「露出不足」ではなく「説明不足」だと感じています。
会社の中では当たり前になっていることが、外の人には全く伝わっていない。
だから選ばれないし、比較されます。
だから価格や条件だけで判断され、価格の安いところ、条件に見合うところを選ばれます。
これは採用も同じです。
AEO対策、LLMO対策とは、AIに好かれるためのテクニックではありません。
自社のことを、自社の言葉で説明できる状態をつくることです。
その結果として、AIにも伝わる。
求職者にも伝わる。
そして、自社に合った人から選ばれるようになる。
採用サイトに必要なのは、見た目の良さだけではありません。会社の考え方や価値観、働く人の姿が伝わることです。
AI時代になって変わったのは、求職者の情報収集の方法です。
しかし、選ばれる会社の条件は昔からあまり変わっていません。
自分たちが何者なのかを、きちんと説明できる会社。
結局、それが一番強いのだと思います。
AIに選ばれる会社は「言語化」で決まる
7章まで書き上げてます。残りあと1章。
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1961年生まれ。広島県広島市出身。広島修道大学中退後、リクルート、カーディーラーの採用・教育担当を経て、企業内の体質改善・採用・教育コンサルタント会社として、1991年2月有限会社オフィスCAN(現 株式会社カンドウコーポレーション)を設立。その後思い切った業態転換により、クリエイティブファームとしてのポジションを確立する。
福原 勘二のプロフィール