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AIが「Google検索」を引用しなくなった日|広島のホームページ制作会社が解説するこれからのAI対策(AEO)

先日、Ahrefsが発表した2026年6月版の「AI引用ランキング」を見て、私は思わず二度見しました。

note が 2 位に急上昇、Reddit が ChatGPT で首位に。日本で AI が引用するドメイン最新ランキング 2026 年 6 月版

そこに、いつもいるはずの「絶対王者」たちが姿を消していたからです。 Googleがいない。 Instagramもいない。 Amazonも、Yahoo!ニュースも、揃ってランク外へと後退していました。

少し前までなら、ウェブの世界で誰もが「最強のドメイン」と疑わなかった顔ぶれです。検索上位を独占し、圧倒的なアクセスを集めていた巨大プラットフォームが、AIの世界(ChatGPT、Perplexity、Copilotなど)からは明確に「選ばれなく」なっています。

代わりに上位へと躍進したのは、note、Reddit※、そしてYahoo!知恵袋でした。

※Reddit(レディット)とは月間4億人以上が利用するアメリカ発の巨大な掲示板型ソーシャルメディアで、日本発のコミュニティも存在しています。

この結果を見て、「これからはSEOではなく、noteをやろう」と考える人もいるかもしれません。しかし、プラットフォームの乗り換え話で終わらせてしまっては、本質を見失います。

過去半年間のトレンドデータを深く追いかけていくと、もっと恐ろしい事実が見えてきます。本当に変わったのは、メディアの力関係ではありません。「AIの目(評価軸)」そのものが、完全に変わったんだと思います。

かつての検索エンジンは、「権威」を評価していました。 大企業のサイト、有名メディア、莫大な予算をかけた巨大プラットフォーム。被リンクが集まり、ドメインさえ強ければ、中身がどれほどテンプレ通りの一般論であっても「正しい情報」として上位に据えられました。

しかし、生成AIの評価軸は全く異なります。 AIは、教科書に載っているような綺麗な一般論なら、自分自身の頭の中でいくらでも瞬時に生み出せます。だからこそ、AIが外部のウェブ世界にわざわざ探しに行き、ユーザーにわざわざ「引用」して提示する情報には、別の価値が求められます。

AIが今、必死に探しているのは、「そのテーマについて、泥をすすりながら実際に戦っている人の言葉」、つまり圧倒的な一次情報です。

だからこそ、Amazonのカタログスペックではなく、noteや知恵袋に転がっている「人間の生々しい試行錯誤や失敗談」だけを引用しにいくんだと思います。

例えば採用の話であれば、どこかで拾ってきたかのような採用ノウハウや、AIが書いたであろう採用ノウハウよりも、実際に採用で悩み、失敗し、そこから這い上がってきた採用担当者の「血の通ったプロセス」を引用します。

住宅の話であれば、ハウスメーカーが用意した完璧なカタログスペックよりも、実際に家を建てて「ここは失敗した」と後悔している施主のリアルな声や、現場の裏側を綴った個人ブログを引用します。

AIは、会社の規模やドメインの強さという「記号」ではなく、その情報にどれだけの「体温」と「当事者性」があるかを見始めています。綺麗に整えられた、誰が書いても同じような「無機質なまとめ記事」は、AIにスルーされる時代が完全に到来しました。
当然、AIに書かせたような魂のないコラムやブログの類も、これからは間違いなくスルーされ、淘汰されていくでしょうね。

noteを読んでてもAIが書いたなっていうのはすぐ分かります。
当然AIはAIが書く癖を見抜き、いとも簡単にAIが書いてると判断できます。

では、この「Googleが引用されなくなった世界」の先、私たちはこれからどう動くべきでしょうか?

きっと7月以降、このトレンドに気づいたマーケターたちが「noteや知恵袋が強いなら、そこにサクラの体験談を大量に仕込もう」とする小手先のテクニックに走り、コンテンツの汚染が始まるはずです。

しかし、人類最高峰の知能を持つAIが、そんな嘘をいつまでも見抜けないはずがありません。
そのうち、執筆者の実在性や、過去の発信の一貫性まで厳しく精査されるようになるでしょう。
AIからすればいとも簡単なことです。

ここで一つの疑問が浮かびます。Googleがランク外へ落ちたからといって、「Googleの時代は終わった」のでしょうか?

いいえ、事実はまったく逆です。ここからが、この変化の本当の舞台裏です。

Ahrefs自身の別の調査データを見ると、非常に面白い事実が分かります。
AI(特にGoogleのAI Overviewなど)が回答の中で提示する引用リンクの、実になんと76%が「従来のGoogle検索でトップ10に入っているページ」から引っ張られてきているのです。

AI による概要の引用の 76% は、検索上位 10 ページから

つまり、AIはGoogleを無視しているわけではありません。
Googleが世界中から集め、何年もかけて厳選してきた「最強のインデックス(検索順位)」を、裏側でカンニングペーパー(情報源)として激しく利用しているに過ぎないのです。

Googleが終わったのではなくて、Googleは、表舞台の主役から、AIの頭脳を支える「最強の黒子(インフラ)」へと姿を変えただけ。これが、このランキングが示す本当の解釈です。

(この部分はAIと壁打ちしながら書いてますので私の想像とか予測ではないです)

この目まぐるしい変化を前にして、私は強い既視感を覚えています。

かつて、SEOが一大ブームになった頃、ウェブの世界ではグレーゾーンのSEO対策が世の中を闊歩していました。 リンクポピュラリティが叫ばれ、ページランクがどうしたこうした、トラストリンクがどうのこうの・・・。
誰もがシステムの隙を突くテクニックに夢中になっていました。

その当時、私が主宰していた「Webあきんど養成ジム」でもSEOをテーマにした回がありましたが、私は一貫して受講生たちに一つのことだけを伝え続けていました。

「ユーザーにとって優しい(有益な)コンテンツこそが、真のSEOです」と。

世間が過度のリンク自作自演に走り、やがてスパムフィルターに引っかかって次々とインデックス削除(検索結果から消滅する)の憂き目にあって大騒ぎしている中、私の受講生たちは迷うことなく、私が伝えた王道のSEOを信じて実施し続けました。結果、彼らのサイトは検索エンジンのパンダアップデートやペンギンアップデートなどに怯えることなく、安定して成果を上げ続けたのです。

時代は巡り、システムが検索エンジンからAIに変わっても、起きていることは全く同じです。

AIの裏側にいるのは、他ならぬGoogleのインデックス能力です。
だからこそ、小手先のテクニックでAIの目を騙そうとする発想は、過去のSEOブームの崩壊と同じ道を辿ります。

テクニックに走ってAIに媚びるのではなく、自社のサイトやブログに、「自分たちにしか語れない、顧客の悩みへの泥臭い回答(FAQ)」を愚直に蓄積していくこと。これしかありません。
その王道の掛け算だけが、最終的にAIに「体温のある一次情報」として引用される唯一のパスポートになるのです。

35年前、私が起業して採用の仕事を始めた頃から、ビジネスの世界で絶対に変わらない真理があります。
ウェブがどれほど進化しようと、情報の価値を決めるのは、いつだって「人間の体温」です。
皮肉なことに、人類史上最も冷徹でロジカルなはずのAIが、今、人間のその温もりを必死に追いかけ、評価し始めている気がします。

検索エンジンという「絶対君主」の顔色を伺う時代は終わりました。
これからは、あなた自身の言葉にどれだけの「体温」を込められるか。
ただ、目の前の誰かに向けて、自分にしか語れない真実を語ればいいんです。
AIがGoogleを引用しなくなったこの日、ウェブはついに、人間らしさを取り戻すスタートラインに立ったのかもしれません。

AIにはこの手のコラムは書けないと思うんですけどどうでしょうか?(^^ゞ

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EDITOR 福原 勘二 代表取締役会長兼CEO(最高経営責任者) エグゼクティブ・ビジネスデザイナー 兼ストラテジックパートナー

1961年生まれ。広島県広島市出身。広島修道大学中退後、リクルート、カーディーラーの採用・教育担当を経て、企業内の体質改善・採用・教育コンサルタント会社として、1991年2月有限会社オフィスCAN(現 株式会社カンドウコーポレーション)を設立。その後思い切った業態転換により、クリエイティブファームとしてのポジションを確立する。

福原 勘二のプロフィール

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