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会社には癖がある

私は、会社には必ず「癖(くせ)」があると思っているんです。

人にそれぞれ固有の性格があるように、会社にも独自の性格がちゃんとある。

しかも面白いのは、その癖は経営者がどんなに隠そうとしても、会社の「素の本音」をバッチリ反映していて、思いもよらない意外なところにポロッと出てしまう、ということです。

例えば、初めてその会社に電話したときのファーストコンタクト。
すごく丁寧で温かい会社もあれば、異様に事務的で「効率最優先!」みたいな冷たい会社もある。

メールのやり取りだってそうですよね。
返信が返ってくるまでのスピード、文面から伝わってくる温度感、ちょっとした言葉の選び方。

一事が万事で、こういう日常の些細な動きの全部に、会社の癖が出まくっています。

社内の会議の様子なんて、もっと分かりやすい。
画一的なマニュアルじゃ隠せないワケです。(笑)

いつも誰が主導権を握って喋り倒しているのか、逆に誰がじっと黙っているのか。
最終的な物事がどうやって決まるのか。
そこに、その会社のリアルな組織文化や力学が、そのまま透けて見えている。

私は長年、Webサイト制作の仕事に携わっていますが、実はデザインの提案をする前、それこそ「お打ち合わせの初期段階」で、まだ相手の会社のことを深く知らないうちから、「あぁ、この会社はきっとこういう会社だな」って直感することが本当によくあります。

なぜかというと、会社が持つ癖は「隠し通せるものではない」からです。

会社って、お金をかけて作った「表向きの立派なキャッチコピー」よりも、無意識のうちにやってしまっている日々の行動にこそ、その実態(本質)が出るものなんですね。

例えば、社長が非常に細部にこだわるストイックな会社は、Webサイトのテキストの端々や、注記の入れ方にまでその緻密さがガッツリ出ます。

逆に、現場の社員さんを本当に家族みたいに大事にしている会社は、サイトに掲載する写真の空気感がまるで違う。

プロのカメラマンにポーズを取らせた綺麗事の写真じゃなくて、日常の活気や一体感が自然とにじみ出ちゃうんです。

お客様との距離が近い会社は、自然と選ぶ言葉の角が取れて柔らかくなりますしね。

一方で、どれだけ立派な理念を掲げて、表面だけを綺麗にお化粧して整えていても、この「無意識の癖」と実態がズレていると、どこか奇妙な違和感が生まれてしまう。

昔は、見栄えの良い「綺麗な会社案内」をバシッと作れば、それで十分にビジネスとして成立しました。
世の中の側も、そういう記号化された安心感を求めていた気もします。

でも今は違います。

情報がこれだけ溢れ返っている時代、Webサイトの行間から「なんとなく違うな」「なんか嘘っぽいな」という不自然さを、求職者もお客様も、驚くほど敏感に嗅ぎ取ってしまうんです。((^^;

つまり、小手先のデザインじゃなくて、透けて見える「会社の癖(本質)」まで見られている時代になった、ということだと思うんですよね。

だから私は、ブランディングとは、決して自分たちを「実物以上に良く見せるためのお化粧」ではないと考えています。

そうではなくて、その会社が長年培ってきた「らしさ(=癖)」を徹底的に見つめ直して、歪みのない、世の中にちゃんと伝わる形へと正しく「整える」こと。

ここに伴走することこそが、私たちの仕事の本質なワケです。

癖を無理に消し去って、どこにでもあるような優等生の顔(無難な会社)を目指す必要なんて、これっぽっちもありません。
むしろその癖こそが、他社がどうしても模倣できない、最大の差別化であり、愛される魅力なんですから。

自社の癖を深く理解し、それを愛し、魅力的な形へと整えて発信していく。
これからの時代、この視点はますます不可欠になっていくと確信しています。

FAQ
なぜカンドウコーポレーションは取材を重視するのですか?
なぜカンドウコーポレーションは「言語化」を重視するのですか?
なぜカンドウコーポレーションは「設計」を重視するのですか?

EDITOR 福原 勘二 代表取締役会長兼CEO(最高経営責任者) エグゼクティブ・ビジネスデザイナー 兼ストラテジックパートナー

1961年生まれ。広島県広島市出身。広島修道大学中退後、リクルート、カーディーラーの採用・教育担当を経て、企業内の体質改善・採用・教育コンサルタント会社として、1991年2月有限会社オフィスCAN(現 株式会社カンドウコーポレーション)を設立。その後思い切った業態転換により、クリエイティブファームとしてのポジションを確立する。

福原 勘二のプロフィール

採用サイト完全ガイド 連載中

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広島の採用担当者・経営者のための設計論。
テクニックではなく、本質から。全8章。

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082-509-3322 9:30 - 18:30

まず、「誰が嬉しいのか?」を
一緒に考えることから始めます。

表面的な症状ではなく、その奥にある構造から一緒に考えます。
ウェブ・デザイン・言語化・伴走。手段はその後についてきます。

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