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三つの「断」 再び

大昔、私は「三つの『断』」というテーマでコラムを書いたことがあります。

読み返してみたら2008年の3月。
なんと今から18年も前の話です。 途中、ちょっとしたお休み期間なんかはありましたけど(笑)、我ながらよくぞここまで書き続けてきたな、と感慨深いものがあります。

さて、その時に書いた三つの「断」というのが、これです。

「判断」
「決断」
「断行」

ビジネス、特に会社を引っ張る経営者という生き物に対して、最もシビアに求められるのは、まずは的確な「判断」だと思っています。

問題が起きたとき、あるいは新しいチャンスが目の前に転がってきたとき、ダラダラと結論を先延ばしにして引っ張るだけ引っ張るというのは、トップとして一番やってはいけない悪手。
瞬時の神がかった判断力とまではいかなくても、時代の変化に置いていかれないだけの「早さ」は絶対に必要なんです。

そうして状況を捉えたら、次は「OK」なのか「NG」なのかを「決断」する。

もちろん、白か黒かだけじゃなくて、グレーのままで行くという決断だっていいわけですし、折衷案での決断でも全然良しだと思います。
要は「こっちの道で行くぞ!」と腹を括ること。

そして最後は、自分で決めたからには何が何でもやり遂げる、「断行」です。

私は仕事柄、本当にたくさんの経営者の方々とお会いしてきました。

まあ、それが私のビジネスですしね。
その中で、やっぱり「判断がもの凄く早い経営者」と、「とにかく引っ張るだけ引っ張る経営者」の二つのタイプに、おもしろいほど綺麗に分かれるワケです。

じゃあ、どっちがビジネスとして正解なのか。

これ、実は一概に「こっちが正解!」とは言えない部分もあります。

慎重に行くことで救われる局面だってありますからね。

ただ、私がこれまで数多くのトップを見てきた経験から言うと、圧倒的に「即断即決する経営者」の方が、最後の「断行力」がズバ抜けて高い、という強い傾向があります。

「自分で腹を括って決断したんだから、泥水をすすってでもやり遂げる!」という、一本筋の通った強い意志(ロックな魂ですね/笑)を彼らからはビンビンに感じるんです。

ちなみに私自身はどうかというと、基本的には100%「即断即決タイプ」です。

実は、カンドウコーポレーションの起業当初に作った古い社内ルール、通称「カンドウ御法度」というのがあるんですが、その中にこんな一節がありました。

『熟考するな、するなら実行』 今見返すと、若気の至りというか、思わず笑っちゃうような御法度もたくさん紛れ込んでるんですけどね。

『喧嘩はするな、するなら負けるな』とか・・・。(笑)
『飲んだら乗るな、乗るならオ◯ナ』とか・・・です。(爆)
もう一つありますが、それは自粛します。(^^;

もちろん、ビジネスにおいて「ちゃんと熟考すること」の大切さは、ボクだって百も承知です。

ただ、いかんせん「私」という人間は、完全なる右脳タイプ。
ロジックやデータでガチガチに固めるより先に、「好きか嫌いか」「合うか合わないか」「おもしろそうか、退屈か」、そんな極めて感覚的な判断軸だけで、35年という長い年月を突っ走ってきました。

当然、感覚だけで動いているワケですから、自分の判断や決断が「あ、これ間違えたわ!」って気づくこともあります。

それも、まさに全力で「断行」している最中に、です(笑)。

でも、私のスタイルの真骨頂はここからで、間違いに気づいた瞬間、「止める」「退める」という判断も決断も、これまた恐ろしく早い。

「せっかくここまでやったんだから」なんて未練がましく引っ張ることは一切しません。
ディーストーションの効いたギターサウンドから、パッとクリーントーンに切り替えるみたいに、一瞬で軌道修正する。

これも分からない人にはずっと分からない例えですね。(笑)
歪み系のギターの音から、歪みのないクリーンなギターの音に切り替えることがあります。
歌のバックで弾くカッティングギターから、例えばギターソロに切り替えて、またカッティングギターに戻る時に、「ディーストーションの効いたギターサウンドから、パッとクリーントーンに切り替える」と言います。長っ。(^^;

それが世間一般的に「良いか悪いか」は別として、私はこのスタイルを貫き通して35年間、会社を続けてきました。 綺麗事の理屈に迷ったら、私の答えはいつも一つ。 「迷ったら、やる」(笑)。

これからの時代、ますます正解のない世界になっていきます。

熟考している間に、時代の波に置いていかれるくらいなら、私はこれからも直感を信じて即断即決、即断行のグルーヴで突っ走っていきたいと思っています。

EDITOR 福原 勘二 代表取締役会長兼CEO(最高経営責任者) エグゼクティブ・ビジネスデザイナー 兼ストラテジックパートナー

1961年生まれ。広島県広島市出身。広島修道大学中退後、リクルート、カーディーラーの採用・教育担当を経て、企業内の体質改善・採用・教育コンサルタント会社として、1991年2月有限会社オフィスCAN(現 株式会社カンドウコーポレーション)を設立。その後思い切った業態転換により、クリエイティブファームとしてのポジションを確立する。

福原 勘二のプロフィール
082-509-3322 9:30 - 18:30

まず、「誰が嬉しいのか?」を
一緒に考えることから始めます。

表面的な症状ではなく、その奥にある構造から一緒に考えます。
ウェブ・デザイン・言語化・伴走。手段はその後についてきます。

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