35年前には採用サイトなんてありませんでした
35年前、私がリクルートで採用の営業をしていた頃は、採用サイトというものは存在していませんでした。
求人広告を出し、資料を送り、会社説明会を開き、そこから会社訪問へと繋げ・・・。それが採用活動でした。
あれから35年、採用媒体は変わりましたし、ホームページなんてものが(笑)ができました。
そして採用サイト(リクルートサイト)ができて、SNSも登場。
そして今はAIです。(^^;
しかし不思議なことに、採用がうまくいく会社とうまくいかない会社の違いは、35年前とあまり変わっていないような気がしてます。。
採用がうまくいく会社は、自分たちがどんな会社なのかを説明できます。
どんな人に来てほしいのかが分かっていますし、社員も同じ言葉で会社を語ることができます。
反対に採用がうまくいかない会社は、媒体や手法の話になる前に、その部分が曖昧なことが少なくありません。
これは求人広告の時代も同じでした。
ホームページの時代になっても同じでした。
そしてAIが登場した今も、やはり同じです。
AIは魔法ではありません。
存在しない魅力を作り出してくれるわけでもありません。会社のことを整理し、言葉にし、伝わる形にして初めてAIは理解できます。
だから私は今回、「広島の中小企業が採用Webサイトで成果を出すための完全ガイド」を書きました。
2026年版としてますので、2027年版、2028年版をまた書くかもしれません。
そもそも最初は2〜3章で終わるつもりでした。
採用サイトとは何か。
何を載せるべきか。
どう作ればいいのか。
そのくらいを書けば十分だろうと思ってChatGPTと壁打ちを始めました。
ところがいざ書こうとすると、
「ん?ここの部分は書かなくていいの?」
「いや、これもいるでしょ」
「もっと書きたい!」
と、思いだけではなくて、どんどん言葉が溢れ出してきました。
そもそも採用とは何なのか。
なぜ求人広告だけでは解決しないのか。
なぜ社員インタビューが必要なのか。
なぜ求める人物像を明確にしなければならないのか。
なぜ会社の言葉を揃えなければならないのか。
そして、なぜ今AIの話までしなければならなくなったのか。
気が付けば全8章になっていました。
そして今回書き上げたのは「これから来るAI時代の採用Web」です。
今、AI検索やChatGPTの登場によって、採用サイトも大きな転換期を迎えています。
求職者は企業サイトだけでなく、AIに質問しながら会社を比較するようになりました。
「離職率が低い会社を教えてください」
「未経験でも活躍できる会社はありますか」
「広島で働きやすい会社を比較してください」
「株式会社◯◯◯◯について教えてください」
そんな質問をAIに投げかける時代です。
だからといって、採用の本質が変わったわけではありません。
AIが見ているのも結局は会社そのものです。
どんな仕事なのか。
どんな人が働いているのか。
何を大切にしているのか。
それが整理され、言葉になっているかどうかです。
採用とは、単に人を増やせばいいということではありません。
会社の未来を一緒につくる仲間と出会うことだと思うんです。
そのためには、まず自分たちの会社を理解することが必要です。そして誰もが分かる言葉、伝わる言葉に言語化することが必要です。
私は35年前から採用に関わってきましたが、結局そこだけは変わりませんでした。
紙媒体からネットに変わり、採用手法も変わりました。
それでも最後に問われるのは、「あなたの会社はどんな会社ですか?」という問いなのだと思います。
この問いに明確に答えることは、「私は35年間、何を売っていたのだろう」の「あなたは何屋ですか?」の問いに通じますし、「お客様はあなたから何を買っているのですか?」「なぜ他のお店ではなく、あなたのお店を選ぶのですか?」に通じます。
【広島の中小企業が採用Webサイトで成果を出すための完全ガイド【2026年版】公開中】
やっと書き上げました。
1961年生まれ。広島県広島市出身。広島修道大学中退後、リクルート、カーディーラーの採用・教育担当を経て、企業内の体質改善・採用・教育コンサルタント会社として、1991年2月有限会社オフィスCAN(現 株式会社カンドウコーポレーション)を設立。その後思い切った業態転換により、クリエイティブファームとしてのポジションを確立する。
福原 勘二のプロフィール