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ゼロクリック時代にホームページは必要なのか?

最近、「検索されてもホームページが見られなくなる」と言われています。

GoogleのAI Overview
ChatGPT
Gemini

この子たちで検索すると、答えが先に表示される、そんな場面が増えました。
Googleにおいても、検索しているだけのつもりが気づけばAIの要約を読んでいる。
そんな場面も増えてきました。

実際、AI検索や即答機能が拡充された現在では、検索の約60%がWebサイトへのクリックを伴わずに終了していると言われています。スマートフォンでは70%を超えるという調査もあります。

つまり、多くの人は検索結果を見て終わる。

ホームページまで訪問しないのです。

この話を聞くと、「ホームページの価値は下がるのではないか」と思われるかもしれませんね。

でも私は逆だと思っています。

むしろ、ホームページの重要性はこれまで以上に高まっていると感じています。

これまでは、人に見てもらうためのホームページでした。

検索で見つけてもらって、クリック、そしてサイトを見てもらう。この流れが前提でした。

ところが今は違ってて、まず先にAIが読みます。

AIがホームページを読み、内容を理解し、要約し、ユーザーに紹介する、そんな流れが当たり前になりつつあります。

つまり、人に説明する前にAIに説明する時代になったのです。

ここで大切なのがLLMOやAEOです。

ただ、私はLLMOやAEOをテクニックだとは思っていません。

本質はもっとシンプルです。

AIに理解できる状態をつくること」です。

例えば、ラーメン屋を探している人がいるとします。

AIに「広島駅周辺で子ども連れでも入りやすいラーメン屋を教えて」と聞いたとします。

その時、お店のホームページに書いてあるのが、

「創業30年」
「こだわりのスープ」
「人気店です」

だけだったらどうでしょう。

おそらく良いお店なのでしょうけど、AIには判断できないと思うんです。

子ども連れに向いているのか、駐車場はあるのか、座敷はあるのか全く分からないからです。

一方で、

「座敷席あり」
「キッズメニューあり」
「駐車場10台完備」
「家族連れの利用が多い」

と書かれていたらどうでしょう。

AIは、「子ども連れでも利用しやすいラーメン店です」

と紹介できます。

ここで重要なのは、AIは良い店を探しているわけではないということです。

AIは説明できる店を探しています。

実はこれ、人間も同じです。
分からないものは選べません。
良さが伝わらないものは比較もできません。

だからLLMOやAEOの本質は、AI対策ではなく、「自社を正しく説明できる状態をつくること」なのだと思います。

ただし、ここで勘違いしてはいけません。

AIに紹介されたから契約になるわけではありません。
AIがしてくれるのは入口までです。
最終的に判断するのは人間です。

例えば先ほどのラーメン屋。

AIに紹介されてホームページを見に行ったとします。

でも店内の写真がないし、メニューもよくわからない。お店の雰囲気も伝わってこない・・・。
こんな状態では来店にはつながりません。

AIは紹介できます。でも信頼までは作れないんです。

信頼を作るのはホームページです。

だからこれからのホームページには二つの役割が必要になります。

一つは、AIに理解されること。もう一つは、人に共感されること。

SEOの時代は「見つけてもらう競争」でした。

これからは「理解してもらう競争」です。

検索順位を追いかけることよりも、

自社は何者なのか
誰のために存在しているのか
どんな価値を提供しているのか

を言葉にできる会社が選ばれるようになります。

ゼロクリック時代になっても、ホームページはなくなりません。

むしろ、「AIが理解できる会社」と、「AIが理解できない会社」の差が今まで以上に大きくなると思います。

LLMOやAEOとは、AIに媚びるための技術ではありません。自社の価値を、AIにも人にも伝わる形に整理することです。

ゼロクリック時代に必要なのは、誰が読んでも理解できるホームページをつくることなのだと思います。

EDITOR

福原 勘二
  • 代表取締役会長兼CEO(最高経営責任者)
  • エグゼクティブ・ビジネスデザイナー
  • 兼ストラテジックパートナー

1961年生まれ。広島県広島市出身。広島修道大学中退後、リクルート、カーディーラーの採用・教育担当を経て、企業内の体質改善・採用・教育コンサルタント会社として、1991年2月有限会社オフィスCAN(現 株式会社カンドウコーポレーション)を設立。その後思い切った業態転換により、クリエイティブファームとしてのポジションを確立する。

福原 勘二のプロフィール
082-509-3322 10:00 - 19:00

まず、「誰が嬉しいのか?」を
一緒に考えることから始めます。

表面的な症状ではなく、その奥にある構造から一緒に考えます。
ウェブ・デザイン・言語化・伴走。手段はその後についてきます。

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