AIは「引用できる会社」を選び始めている
LLMOについてのコラムはこれで一旦完結とさせてください。一応三部作です。(笑)
まだ書きたいことはありますが、それはまた別の機会にでも。(^^)
間違った認識を与えないように、私自身AIと壁打ちしながら書いてます。
私自身もAIについて、LLMOについて、AEOについてはまだ勉強中ですし。(^^;
LLMOという言葉が少しずつ広がり始めているのは周知の事実。
SEOが「検索結果で上位に出る」ための考え方だとすると、LLMOは「AIに引用される」ための設計に近い考え方です。
ただ、ここで勘違いしてはいけないことがあります。
AIは単純に情報量が多い会社を選んでいるわけではありません。
そして、派手なテクニックを使っている会社を選んでいるわけでもありません。
おそらくAIが見ているのは、もっと根本的な部分だと思います。
「その情報は、本当に引用に値するのか」
ここです。
最近、LLMOの話になると、 「FAQを増やしましょう」 「構造化データを入れましょう」「AI向けの設計をしましょう」という話が増えています。
もちろん、それ自体は間違っていませんがそれだけでは弱い。
ただ、それだけでAIに引用されるほど単純ではないとも感じています。
なぜならAIは書かれているだけでは引用しないからです。
AIは、「根拠があるか」「一貫しているか」「他の情報と矛盾していないか」を見ています。
例えば、「採用に強い会社です」と書いている会社があったとしても、その根拠になる情報が見当たらなければ、AIからすると扱いづらい。
採用について継続的に発信しているわけでもない。
実際の事例も少ない。
どんな考え方で採用支援をしているのかも見えてこない。
それでは、引用する理由が生まれません。
逆に、普段から採用について発信していて、実績や事例があり、考え方にも一貫性がある会社は、AIにとって「情報の根拠」として扱いやすい。
FAQとコラムの内容がつながっている。
会社名と専門分野が自然に結びついている。
別サイトでも、その会社が採用に強い会社として語られている。
こういう積み重ねが、AIにとっての信頼につながっていくのだと思います。
だから私は、AIは単純に情報を見ているのではなく、「信頼できる文脈」を見ているのではないかと感じています。
ここが、従来のSEOと少し違う部分だと思っています。
昔のSEOは、テクニックが強い時代もありましたしね。
でもLLMOはもっと人間に近い。
「この会社は、何を考えているのか」
「なぜそう言えるのか」
「本当にその分野をやっているのか」
そこを見ています。
だから最近、私は「サイテーション」がかなり重要になると思っています。
サイテーションとは簡単に言うと、周囲からどう認識されているかです。
例えば、会社名を検索した時に、別サイトでも「採用に強い会社」として自然に語られている。
インタビュー記事がある。
SNSで考え方が引用されている。
そういう情報です。
つまりAIは、「自称」をあまり信用していないとも言えます。
自分で「うちは凄い」と書くよりも、周囲からどう認識されているかを見ている。
これは、人間と少し似ています。
例えば、初めて行くキャンプ場を探す時。
公式サイトに「最高のキャンプ場です」と書いてあっても、私はそれだけで決めまることはしません。
実際には、「景色が良かった」「静かだった」「管理人さんが親切だった」みたいな口コミを見ながら判断する。
AIも、少し近いのではないかと思っています。
だから、LLMO対策を「AI向けテクニック」だけで考えると、ズレていくと思っています。
本当に重要なのは、 「何者として認識されているか」 です。
その認識を支えるために、サイト設計があり、言語化があり、FAQがあり、実績があり、コラムがあり、サイテーションがある。
全部がつながっている。
ここが、これからのホームページ制作でかなり重要になってくると思います。
AIは、単純に情報を探しているわけではありません。
「安心して引用できる相手」を探している。
だからこれからは、検索で見つかる会社ではなく、引用される会社が強くなるのではないでしょうか。
EDITOR
- 代表取締役会長兼CEO(最高経営責任者)
- エグゼクティブ・ビジネスデザイナー
- 兼ストラテジックパートナー
1961年生まれ。広島県広島市出身。広島修道大学中退後、リクルート、カーディーラーの採用・教育担当を経て、企業内の体質改善・採用・教育コンサルタント会社として、1991年2月有限会社オフィスCAN(現 株式会社カンドウコーポレーション)を設立。その後思い切った業態転換により、クリエイティブファームとしてのポジションを確立する。