2009年6月 5日(金)15:33
その一言が欲しかった
先週末からちょっとトラブル発生で、土日もバタバタし、やっと終息が見え始めた今日この頃。
クライアントに多大な迷惑を掛けてしまうことになり、この場をお借りしてお詫びいたします。
申し訳ありませんでした。月曜日には100%復旧宣言ができます。
今回のトラブル、カンドウのパートナー企業であるシステム会社さんとの間では、喧々囂々(けんけんごうごう)と昼夜を問わず遣り合って(もちろんいい意味で)いました。
※「喧々諤々(がくがく)」は「喧々囂々」と「侃々(かんかん)諤々」とが混交し誤用されたもの 大辞林
高味はそんな中で矢面に立ち、パートナー担当者と技術的な摺り合わせをしたり、クライアントに対してお詫びをしたり、プランナーに説明をしたり・・・。イライラの真っ只中にいたのは、間違いなく高味でした。
ちょっとした感覚の違いで、長く感じたり短く感じたりすることもあります。環境によっても左右される部分もあり。パートナーの担当者は寝る時間を惜しんで対処してくれていました。
途中からボクやパートナーの社長にもCC(同報)が入り始め、社長からもお詫びの電話が入ったり、担当者レベルから会社を上げてのレベルまでに。
ま、クライアントにご迷惑を掛けるワケですから、それも当然なのですが。
やっと先が見え始め、パートナー社長と、専務が事情説明とお詫びに来られたのが昨日です。
説明を聞いた後、自分の口から出た言葉に、はっとしました。
「○○さんの『社長(福原)、安心してください。ボクが後ろに居ますから。ボクが出張りますから』の一言が欲しかったんです。その一言で大丈夫って思えたハズなんですよ」。
○○専務はボクらが天才と認めるプログラマーであり、プロデューサー。もちろんボクらだけではなく、多くの人が彼の天才さに救われてきました。何よりも人間力がある。ボクが尊敬して止まない社長とはまた違う意味で頼れる存在。ピンチも何度助けてもらったか。大好きな人でもあります。
論理的な説明よりも、その時点ではその彼からのたった一本のメール、電話があれば、胸を張って「大丈夫です!」とクライアントにもお伝えできたハズなんです。
その一言が欲しかった。
では自分を振り返った時、そこまでの絶対的安心感をクライアントに与えられているか?
「福原が後ろに居ますから安心してください」
「福原が出張りますので、大丈夫です」
・・・の一言で、「じゃあ大丈夫(^^)」ってクライアントに思っていただけてるか?(^^;
う~ん、微妙です。(^^;
そして何よりも大切なことは、メンバーそれぞれがクライアントにとっての「大丈夫」の安心材料になれているか?です。
社長だからというのはただの肩書きですから、大したことじゃない。
それよりも、今までの言動と行動の一致で、信頼していただき、安心していただける。
そして現在の立ち振る舞いを通じて、その安心感は強固なものになる。
未来を賭けようと思っていただける。
平生往生。
そう、常に日々の積み重ねでしかないと思います。
日々、どれだけクライアント(メンバーやパートナーさんも含む)に対して、真剣に誠意を持って、嘘を吐かず正直に向き合ってきてるか。
彼に対して「その一言が欲しかった」と思えたということは、彼は(もちろんそのパートナー企業も)日頃からカンドウに対して誠意を積み立てて来られたからこそ。
ボクの目指す「絶対の安心感」がそこにはありました。
自分の口から出た言葉で、自らを振り返るキッカケになりましたね。(^^)
「絶対の安心感」にはまだまだ道程は遠いですが、目指すべきはやはりそこです。