2006年7月28日(金)12:28
感動を売る!「人とお金」が集まる仕事術
一冊の本をプレゼントしていただいたのが、今年の4月のことです。
著者である「地球探検隊」隊長こと、中村伸一さんからのプレゼントでした。
このあまり聞き慣れない「地球探検隊」は多国籍冒険ツアーといって、観光よりも体験に主体を置いた、アドベンチャーツアーです。アドベンチャーというと体力に物を言わせて秘境ツアーに行くみたいですが、心の安心領域から一歩飛び出し、心の冒険、精神世界を探索する旅と定義付けられています。
ボクが隊長に出逢ったのは廣島非凡会のラストイベントです。
蒼々たるメンバーが集い、ボクも「がんばれ社長」の武沢さんとのトークセッションのため講師として参加していましたが、そこに東京非凡会からの飛び入りゲストとして参加されたのが、隊長でした。
同い年ということで意気投合しましたが、地球探検隊の存在を知らなかったボクは「人なつっこい人だな」くらいしか彼のことは分りませんでした。
彼のやってきたことをこの本で知った時、「こいつ、面白い!」「一緒にじっくり飲んでみたい」に変るのにそう時間は掛かりませんでしたね。
ボクはレビューを書くとき、必ず3回読むことにしてます。
実はあまり本を読む習慣がないボクを、「3回読ませたい」という本のみレビューを書きます。こう書くと生意気ですが、一度読んで本棚に収まる本はご紹介しないスタンスです。
隊長の本は一度サラっと読んで、すぐさまもう一度じっくり読みました。自分が書いたっけ?と思うくらいに、同じような魂の言葉が並びます。頭で考えてない、体験・体感したからこその言葉です。
本気でやっていると、みんなから応援されるようになった。一生懸命と本気は違う。誰かに言われてやっても一生懸命にはできる。でも、自分の内面から湧き起こるものがないと本気にはなれない。内発的動機がないと、何をやってもやらされている感がある。義務感で行動しているのでは仲間から応援されないのだ。
~本誌 はじめに より~
ね、ボクのセミナーや講義を受けた人はお分かりだと思いますが、全てが万事こんな感じです。(^^)
まず身近な目標を立てて、小さな成功体験を積み重ねていくと、目標も志も大きくなっていく。失敗を恐れて何もやらないよりも、「やる」人間になることのほうが大切だ。それを無意識レベルにまで落とし込めれば、あとは「どうやるか」を決めればいい。
感動を売る!「人とお金」が集まる仕事術 中村伸一著 ナツメ社発行
この本には自分の魂に語りかけてくる「何か」があります。
「教えてやる」感は全くなく、乾いた肌にきれいな水が沁み込むように、ス~っと入ってきます。
そしてそのきれいな水が自分の細胞に行き届くように、自分の魂が瑞々しくなっていくのを実感できます。
偉い人の小難しい話ではなく、色んな体験を自分のことに置き換えて考えさせてくれます。
頑張ってきた人には「間違いじゃなかった」という確信をプレゼント、
立ち止まってる人には「そういうのも必要だね。でも歩き出すのにいいタイミングかもよ」と、そっと背中を押してくれ、
ちょっとお疲れ気味の人には「さあ、ぼちぼち本気になってみよっかあ」とエールを送ってくれて・・・。
その時その時の心の在りようによって、違った声が聞こえてきます。
いつもの自分を振り返り、「これでいいの?」って問い掛ける。
そんな時にこの本と向き合えば、自分の内なる答えを見つけ出せそうです。
「地球探検隊」中村隊長のビダミンT
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