2003年8月21日(木)22:10
偉大な料理人・・・逝く
突然の訃報でした。
「コルソ・デ・遊児」という、知る人ぞ知る店のオーナーシェフで、広島という狭い中ですが、「遊児さん」の名前を知らない料理人は少ないくらい、和・洋・中、そして創作料理の料理人が目指す料理人の一人だったと思います。
風貌は泉谷しげる、口は悪く、頑固者で、それでいて人情家で、料理に対するこだわりにはとても共感できる点が多く、隠れ家的なその店には沢山の人を連れて行ってあげたものです。
明日の13時からの葬儀には講師のため出席できないため、とにかくお通夜には・・・と思って参列してきました。沢山の料理人が涙する姿が印象的でした。癌を患い、大手術を乗り越え、また料理を作れると喜んでいた矢先、転移が見つかり、入退院の繰り返し。最後は癌との闘いに敗れました。
ボクの父親も癌でしたから、人事じゃありませんし、本当の年齢は知りませんが(いつも嘘ばっかり吐くもんで)、早すぎる死には違いありません。父親も42で亡くなりましたからね。(^^;
また父親の命日が近付いて来ましたが、自分の葬儀をいつもイメージしている自分がいます。
悪い意味ではなく、後ろ向きの意味ではなく、「どんな葬儀をしてもらいたいか」「どんな人に集ってもらいたいか」を考えてます。(新・仕事の達人参照/笑)
偉大な一人の料理人の死によって、広島の料理界が変わることはありませんが、確実に語り継がれる料理人であったことには間違いはありません。
ご冥福を心からお祈り申し上げます。・・・合掌