2002年3月19日(火)22:10
命を賭ける
今朝、ある政治家が「命を賭けて政治をしている」という発言をしていました。「命を賭けるだと〜〜〜(怒)」と思わず声が出てしまいましたが。(^^;
ここで政治の話をしてもしょうがないんでやめますが、政治に命を賭けている政治家がいるなら逢ってみたいですね。
少なくともボクはカンドウに命を賭けています。カンドウが滅びた時は自らの命もない・・・くらいの気概は持っているつもりです。
中小企業や零細企業の社長は、倒産=自己破産です。家も土地もすべての財を失うことになります。銀行に借金をして、連帯保証人になるというのはそういうことです。それでもボクらは会社を経営しています。
「社長っていいよな」って言われたこともあります。「若くして社長なんてカッコイイ」って言われたことも。
でも常にリスクを抱え、今月良くても来月は未定です。今期良くても来期は分かりません。リストラに怯える友達が「どうせなら独立しようかな」ってほざいていました。リストラされたとしても、そりゃ家のローンは一瞬大変かもしれませんが、多額の借金を抱えるワケではありません。貯金やクルマ、全ての財産を持っていかれることはありません。
ボクにはボクだけの生活だけではなく、他の役員やスタッフの生活も背負ってるワケです。そしてその家族たちも。怖くなって当たり前です。スタッフが一人増えるたびに、その重さは増していくわけてです。
もちろんそんなプレッシャーだけではなく、それを上回る喜びがあるから頑張れるワケですけど、会社を経営するというのはそういうことだと思います。「創業塾」の講師を通じて言い続けてること、「Standing on the edge、がけっ淵を楽しもう」。度重なるプレッシャーを楽しむことが出来ない限り、「経営者」であり続けることは出来ないと思います。