2002年3月12日(火)22:10
101枚目
昨日、京都に出張の帰りに、渾さんに会いに岡山で途中下車しました。
いつも元気を与えてくれる方です。
遊び心いっぱいで、チャメっ気があって、それでいてとてもダンディ。ちょっと・・・のつもりがついつい長居してしまって、結局最終ののぞみで戻って来ました。あっという間の時間だったんですけど。
まあどうやって新幹線に乗ったかさえもあんまり覚えてないくらい酔ってたんですけどね。いつも渾さんと飲むと潰れてしまうまで飲んでしまいます。(^^;
昨日の話の中で、すっごく心に響いてきたのが、「いきなり101枚目は書けない。書けると楽なんだけど、1枚から100枚の練習があって、手を慣らして、そして101枚目が出来るんだ」ってことです。
渾さんは当分書いてない時は文鎮を筆に付けて、それでどんどん書くそうです。手を常に浮かした状態に保てるようになるまで、その状態を続けて、そして文鎮を外した時、何も持ってないかのような感覚を作るのが狙いって言われていました。
あんな天才的なアーティスト(本人は職人って言ってますが/笑)でも、100枚どころか、納得いく書が書けるまで、何百枚も書くそうです。
「下手だからいっぱい書くんだけどね」って笑われてましたけど、見習うところって多いですね。
ボクらもついつい途中で手を止めて、楽な方法を考えてしまいがちですが、101枚目はいきなりはないことを心に留めておきたいものです。
渾さんが揮毫(「きごう」と読みます。書を書くことです)された書の名刺も、蒼々たる方の名刺を書かれていました。船井総研の船井会長や、大関になった栃東関、そして元外務大臣の女性(笑)も書かれるみたいです。
「いくら銭を積まれても、イヤな人の名刺は絶対に書かないし、分不相応と判断しても書かない」とは書いてもらったボクとしてはどうしたらいいんでしょって感じの言葉です。(^^;
妙に可愛がっていただいていますけど、きっと媚びない、自然体のボクを気に入っていただいているんでしょうね。渾さんファミリーの末席にでも置いていただいてるのは、恐れ多いことですが、何よりも嬉しいことなんですよね。(^^)
ありがたいなあ。(^^)(^^)(^^)