2009年10月 1日(木)03:44
高級レストランのサービスに思ふ
高級、何を以って高級かはさておき、高級と言われるレストランのサービスはなんでサービスマン側が偉そうなんですかね。(^^;
高級レストランだから(高いだけ?)高級な家具に高級なテーブルウェア・・・。
ゲストをまるで威嚇でもしたいかのような接客サービス。
茶道のおもてなしの根底にあるものは「一期一会」と「一座建立」にあると聞きます。
「一座建立」とは招いた側(ホスト側)とお客さま(ゲスト側)とが一体となって、心通わせるような茶会となることを言いますが、おもてなしとは将に一体感を感じていただけることだと思います。
一方的な押し付けがましいサービスは「おもてなし」とは言わず、お店側の自己満足の世界。
高級レストランだから・・・といった変に大上段に構えるのではなく、お客さまに心地いい想いをしてもらうために、サービスマン、料理人が心を揃え、「一座建立」を目指してもらいたいものです。
変に気取った、お客さまを上から見下ろすような威圧感を感じるサービス(そんなつもりはないかもしれませんが、少なくともボクはそう感じました)ではなく、単純に「また来たい」と感じるような隅々にまで目配り、心配りがされているような、そんなレストラン。
まだまだ広島には少ないような気がしています。残念ですが・・・。(^^;
ボクの行き着けのフレンチレストランのシェフが昨日付けで上がりました。
その新しい勤め先がこれまた笑えるボクにとっても凄いご縁があるところなのですが・・・。
でも今回の彼の卒業によって、ボクにとっての数少ないおもてなしの心が散りばめていたレストランの一つだったのですが、居心地は多少変わるかもしれませんね。(^^;
シェフの片岡くんとのツーショット
卒業デーイブということで、シェフお任せで料理を作ってもらいました。ワインは持ち込ませてもらって、大好きなムートンの白「エール・ダルジャン」で乾杯しました。
ちなみに卒業祝いはこれまたボクの大好きな「シャトー・ムートン・ロートシルト 2003」で、知る人ぞ知る、グレートヴィンテージです。
愉しい時間でした。気取らず、カッコ付けず、メニューにはないボクの我が侭でこれまで何度か出してもらった料理が並びます。そしてエール・ダルジャン。美味しくないハズがありません。
ジェランはフレンチの中では最高級とは違います。カジュアルなフレンチですが、ボクにとっては最高級フレンチレストランに一歩も引けを取らないレストランだと自負しています。(^^)
片岡の卒業に・・・乾杯っ!