2008年9月 3日(水)10:22
七転び八起き
一時期は飛ぶ鳥落とす勢いだった青年実業家。
クルマもメルセデスのSクラスからポルシェに替え、マンションの最上階に住む絵に描いたようなセレブ生活。スーツはアルマーニ、グッチ・・・とトッカエヒッカエ。
そんな経営者が国と闘い、闘い破れ会社は倒産。
当時は素早い対応をしたため、個人で背負うことになった負債額は8000万で収まりましたが、それでもかなりの額でした。
でも彼は自己破産の道は歩まず、弁済の道を選びました。
そう、もう一度経営者として立つために・・・です。
毎月かなりの額のお金を弁済しつつ、奥さんと生まれたばかりの子どもを抱えます。
当然一馬力。彼の肩に重く圧し掛かる借金と生活費。
一時期はとあるベンチャー企業に営業担当の責任者として入社し、その後常務にまで登りつめます。
そのベンチャー企業の専務も元経営者。そして彼も元経営者。会社に3人の経営感覚を有する者たちが居たワケです。
「船頭多くして船山に登る」を地で行ってしまい、彼はそのベンチャー企業を去ります。
それから念願だった自分の会社を作ります。当時の自分の部下を引き連れての独立でしたが、思うように売上が伸びず、社員たちは散り散りになりました。
ただ「食う」ため、「借金返済」のためだけに、仕事を転々とするも、一念奮起。
彼は一人で会社を立ち上げました。またそれができる時代(会社法改定等)でもあり、三度(みたび)会社代表になりました。
一年ちょっと前に飲んだ時は、彼の目は死んでました。
彼から借金の申し出も、「延命なのか救命なのか」でボク自身も悩み、その申し出を断った経緯があります。
その時に出した答は「救命だったらするけど、延命はしない」でした。
そんな彼と久々に逢いました。
顔付きは以前のそれとは全く違い、オーラさえ漂わせています。そう、以前の目の輝きとは明らかに違っていたのです。
まだまだスタートだけど、少しずつ結果もついてきているようで、言葉の節々に強い意志が感じられます。
「近いうちに飲もうぜ」
「はい、ありがとうございます」「というか、これから連れて行ってくれませんか?」
図々しさも戻ってきていました。(笑)
で、行きました。飲みました。語り合いました。(^^)
きっと彼は立ち直るでしょう。
いや、もう立ち直っているのかもしれません。
「まだ4000万ほど(借金が)残ってます」と笑います。
「いや~あの時に自己破産しとけばよかったですよ~」と悪態もつけるようになりました。
またの飲みを約束し、固い握手。
いい飲みでした。いい男でした。
彼はここ(徒然)は読んでいませんが、彼にめいっぱいのエールをこの場で送ります。
ボク自身が勇気を貰える飲みになりました。
ありがとう、かつ。
クルマもメルセデスのSクラスからポルシェに替え、マンションの最上階に住む絵に描いたようなセレブ生活。スーツはアルマーニ、グッチ・・・とトッカエヒッカエ。
そんな経営者が国と闘い、闘い破れ会社は倒産。
当時は素早い対応をしたため、個人で背負うことになった負債額は8000万で収まりましたが、それでもかなりの額でした。
でも彼は自己破産の道は歩まず、弁済の道を選びました。
そう、もう一度経営者として立つために・・・です。
毎月かなりの額のお金を弁済しつつ、奥さんと生まれたばかりの子どもを抱えます。
当然一馬力。彼の肩に重く圧し掛かる借金と生活費。
一時期はとあるベンチャー企業に営業担当の責任者として入社し、その後常務にまで登りつめます。
そのベンチャー企業の専務も元経営者。そして彼も元経営者。会社に3人の経営感覚を有する者たちが居たワケです。
「船頭多くして船山に登る」を地で行ってしまい、彼はそのベンチャー企業を去ります。
それから念願だった自分の会社を作ります。当時の自分の部下を引き連れての独立でしたが、思うように売上が伸びず、社員たちは散り散りになりました。
ただ「食う」ため、「借金返済」のためだけに、仕事を転々とするも、一念奮起。
彼は一人で会社を立ち上げました。またそれができる時代(会社法改定等)でもあり、三度(みたび)会社代表になりました。
一年ちょっと前に飲んだ時は、彼の目は死んでました。
彼から借金の申し出も、「延命なのか救命なのか」でボク自身も悩み、その申し出を断った経緯があります。
その時に出した答は「救命だったらするけど、延命はしない」でした。
そんな彼と久々に逢いました。
顔付きは以前のそれとは全く違い、オーラさえ漂わせています。そう、以前の目の輝きとは明らかに違っていたのです。
まだまだスタートだけど、少しずつ結果もついてきているようで、言葉の節々に強い意志が感じられます。
「近いうちに飲もうぜ」
「はい、ありがとうございます」「というか、これから連れて行ってくれませんか?」
図々しさも戻ってきていました。(笑)
で、行きました。飲みました。語り合いました。(^^)
きっと彼は立ち直るでしょう。
いや、もう立ち直っているのかもしれません。
「まだ4000万ほど(借金が)残ってます」と笑います。
「いや~あの時に自己破産しとけばよかったですよ~」と悪態もつけるようになりました。
またの飲みを約束し、固い握手。
いい飲みでした。いい男でした。
彼はここ(徒然)は読んでいませんが、彼にめいっぱいのエールをこの場で送ります。
ボク自身が勇気を貰える飲みになりました。
ありがとう、かつ。
人の上にたつって言うのは・・・誰でも出来ることではないですよね
人の下で働く方が最終的な損失もなく気楽だと思います。
でも経営者になる器の人って・・・いるんですよね
どんなに負債や面倒くさい債務やら残務があっても
また同じように経営者へと上り詰める人
何度、躓いても・・・です
多分。。。そこには計り知れない男のロマンがある気さえします。
現代はもちろん女性でもですけど・・・
女性の経営者は、危険を回避することが先にあるような
冒険はしないような気がします。
だから最終的に背負うものも少なくすむ・・・
怒られちゃいますね・・・そんなこと言ったら(笑)
頭がいいからって教師になれるっておもったら
そうではなく、自分が出来るのと教えるのは違うように
仕事ができると大手企業のなかで思ってる人が
その看板なしに何が出来るっていえば・・・実は違う
歯車の一部として実力が発揮できる人
自分ひとりでまさに0から立ち上げる人
様々ですね・・・
いい人生だったと命がなくなる間際に思えたら
最高なんでしょうけど・・・
結果は、それまでわからないでしょうから・・・
わたしも・・がんばります(笑)
>h.kさん
初めてのコメントですよね?(^^ゞ
コメントありがとうございます。
とっても深いコメントで、暫し考えちゃいました。
最近、上に立つという感覚が薄れてきているように思います。
独立したての頃、「社長」と呼ばれるのが嬉しくて、「ウチの社員です」っていうのが嬉しくて。
そんな時期もありましたけど。
今は上とか下ではなくて、メンバーと同じステージに立ってることを実感してます。
だからあまり多くのメンバーじゃなくて、少数精鋭を目指すんでしょうね。(^^)
> 女性の経営者は、危険を回避することが先にあるような冒険はしないような気がします。
もしかしたらボクの思考は女性脳かもしれません。(笑)
危険を察知する勘は冴えている方でしょうし、危険な冒険は避けてる気がします。
無意識なんですけどね。
ま、だから会社は大きくはなりませんが。(^^;
そこを目指してないからそれはそれでいいんですけどね。(^^)
> いい人生だったと命がなくなる間際に思えたら最高なんでしょうけど・・・
全く同感です。
そういう人生の終末を迎えられるように、結局日々の積み重ねなんでしょうけどね。
素敵なコメントありがとうございました。
はじめまして。
ネットで調べ物をしていたら何故かこのブログ、この記事に。
偶然なのか世の中が狭いのか・・・
記事中の実業家、間違いなくあの方ですね。
前職の時には大変お世話になりました。
私より年下の社長でしたが、大変勉強させていただき、元気ももらいました。
ホント、昼も夜もパワフルな社長でした。
広島出張の際はホテルもとらず、そのまま新幹線で次の取引先へ(涙)でした。
そういえばあの当時、よく御社の名前を口にされてましたよ。
私が退職した後に、私が勤めていた会社へ入られたようですが、
色々とトラブルがあったようです。
何度か相談受けましたが、こちらも余裕がない状態で、何のお手伝いもできませんでしたが・・・
最近、連絡もないので心配してましたが、また元の彼に戻りつつあるようなので、ほっとしたというか、嬉しいような。
私も頑張らないと。
>紀州の国からさん
はじめまして。コメントありがとうございます。
件の実業家ですが、もしかしたら別人かもしれません。
と申しますのも・・・
> 広島出張の際はホテルもとらず、そのまま新幹線で次の取引先へ(涙)でした。
彼は生まれは山口で、ボクと知り合った当時は広島に会社を抱えていました。
しかも広島を営業エリアにしていましたから、出張はあまりなかった記憶があります。
・・・にしても、似たようなご経験をされている方がいらっしゃるということですよね。
そしてボクをご存知で、弊社のこともご存知で・・・。
かな~り気になってますので、もし宜しければ私信をいただけますか?
「f」から始まる苗字のアルファベット アットマークcan-do.co.jp(スパム対策ですみません)です。
心当たりはお一人いらっしゃるのですが・・・。(^^;
ご返信ありがとうございます。
私の表現がおかしかったようですいません。
> 広島出張の際はホテルもとらず、
というのは私の事です。
前職で西日本地区の代理店担当だったため、
よくあの会社にもお邪魔させていただきました。
打合せ終了後は、夜の街(流川、八丁堀でしたっけ)へ直行。
そのまま夜明けまでというパターンが多かったので、
ホテルをとっても意味がなかったんですよ(笑)
そういえばご自宅に泊めていただいたこともありましたね・・・
私自身は彼から御社のお名前をよく聞いていただけで、社長自身にはお会いしたことはありません。
また、ちょくちょくブログは覗かせていただきます。