2006年6月 9日(金)17:31
親が悪いっ!
今日は「不登校・ひきこもりをリセットできる学校、、KTC中央高等学院 広島校」でセミナーをしてきました。
ちょうど進路指導の時期ということもあって、親御さんと一緒の生徒さんも多かったですね。
セミナーでは好き勝手喋らせていただきました。
そもそもこの学校の保田先生(校長代理)とは、個人サイト「Beating Heart.net」の制作をカンドウでさせていただいてからのお付き合いですが、保田先生の熱い、ほんっとに熱い姿勢に感銘を受け、今回のお話も受けさせていただきました。(^^)
いつもは当然レジュメを用意しますし、話す内容は仕込みます。当たり前と言えば当たり前なのですが、「今日は皆さんの顔を見て決めよう」、と何の仕込みもしませんでした。
それが効を奏したかどうかは分かりませんが、肩の力が抜けた等身大の福原としての話ができたと思います。
親としてのボク、会社経営者としてのボク、不良時代のボク、中途半端な頃のボク。あれ?いいとこないじゃん。(^^;
色んな自分を紹介しましたけど、同情とかそこでの共感なんて全く期待していませんし、「ボクでも出来たんだから、君たちもきっとできるよ」なんてキレイ事を言ったつもりもありません。
保田先生とボクとの想いも完全一致。
そりゃ生徒さんの弱さも問題があったかもしれませんが、人間誰しも弱いワケですし、それは問題でも何でもありません。そう、それに気付いて、そこの部分にちゃんと向き合わなかった親が悪いと思っています。
ボクも不良親父ですし、息子たちが自慢してくれるようないい父親ではありません。(^^;
でも息子に何かあった時は何を置いてでも駆け付けましたし、それは今でもそうすると思います。
以前、家の前で息子がヤクザに絡まれて殴られたことがあります。
警察沙汰にはしたみたいですが、その話を聞いて一も二もなくクルマをぶっ飛ばして帰りました。
「誰の息子に手をあげとるんなら~っ!(訳 手をあげてるのですか)」とクルマの中でカッカする気持ちを抑えるのに必死でした。「まだ近くに居るかもしれない」、そう思うと絶対に注意(笑)してやろう・・・と。
結果、警察としか話はできなかったのですが、警察に対して怒りをぶつけたのも今となってはいい思い出です。
もう少しでボクが捕まりそうでしたけど。(爆)
ヤクザはやっぱり怖いですよ。でも子どものためだったらドスの前にでも立てる自信があります。
極端かもしれませんが、子どもに対してはそれくらいの気概はいつも(今でも)持っていますし、何があっても守りたい存在です。今は別々に暮らしていますが、子どもとは常に向き合いたいと思っています。
絶対に息子から目を逸らす親にはなりたくありませんし、その分遠慮もしたくありません。
ボクがいい親だなんて全く思っていませんが、彼らが真っ直ぐ育ってくれているのは、息子に対して正面から向き合ってきたからだと思います。まあ、それくらいしかできなかったのもありますけどね。(笑)
今の親は世間体や周りを気にし過ぎだと思います。かといってちゃんと挨拶や礼儀といった躾ができているワケでもありません。何かあると子どもから目を背けてしまう親という大人たち。
生徒さんに対して話をしましたが、親御さんに対しての話でもありました。
ただそうやって失敗をしたからこそ、色んなことに気付けたというのも事実。
「ちゃんとリセットしてやろう」とこの場に来られたのだと思いますし、保田先生に託したのだと思います。
だからボクなりの最大限の敬意は表したつもりです。
何も悲観する必要なんてありませんからね。(^^)
今の世の中、東大卒が次々と大変な事件を引き起こしてしまいます。
勉強・学問は要らないとは言いませんが、それが全てではないのは周知の事実。
それよりもエッヂ(秀でた強み)を人生の糧とした方が断然幸せですし、素敵な生き方だと思うんですよね。
ちゃんと夢が見つかって、辛かった(本人は絶対に辛かったと思います)時期を笑い話にできるようになったら、それはそれでむっちゃカッコイイと思います。
彼ら彼女らの何かのキッカケになったとしたならば嬉しいです。(^^)
親って、馬鹿なんですよね。
子育てが面倒で「自立心を養う」という大義名分の下、放任主義を決め込んでいるタイプの親は別として、子どもが自立して生きていけるように一人前に育てたい、できる限りのことはしてやりたい、そんな風に「子どものため」を思っている親は、みんなある種の“親馬鹿”なんです。
私がそうでしたから。(^^;
自分のやりたいことにはとことんやればいい!
得意なことはドンドン伸ばそう!
夢中になれることを見つけよう!
幼い頃からそう育ててきた私なのに、いざ思春期に入ると、「いくら好きだからって、それじゃ食べていけないよ」とか「ある程度の学歴はあっても無駄じゃないよ」とか、突然現実的なことを言ってしまうんですよね。
中1の春から2年間、息子との長い長い戦いでした。
口が達者で、大人のロジックを提示してくる母に、息子は本当のホンネを言えないまま苦しんでいたのだということに気づいたのは、中3に進級する直前でした。
思春期をはるか昔に終え、いろんなことを体験してきた親は、つい、リスクを考えてしまいがち。
リスクを回避できる方法ばかり考えることが、子どもの心のリスクになっているということに、気がつかなかったわけです。
思春期の複雑な心には、大人の目線で正論を唱えるのはなく「子どもと同じ目線」で考え、ハスに構えず「真正面から向き合って」話すことが、なによりも大切なんですね。
その点、BOSSは子どもみたいですから。。。(爆/でも誉めてます!)
親子して苦しんだこの2年間の葛藤。
幼い頃の笑顔と目の輝きが戻ってきた、ストレスから開放された息子を見ながら、すんなり来てしまったら知らずに終わってしまったいろんなことを学ばせてもらったんだなぁ~と感謝している私です。
父性は、敵と戦って子どもを守ろうとする。
母性は、身を投じて子どもを守ろうとする。
これは私の口癖ですが、いずれにしても、体裁でもプライドでもない(←コレが重要!)「子どもを守ろうとする親の本気」は、必ず!子どもに通じるものですから。
#あーあ、恒例の「ドナのハッピーバースデー」が過ぎちゃった!(爆×∞)
>kikoさん
今回の徒然を書きながら「kikoさんは絶対にコメントしてくる話題だなあ」って思ってました。釣られた?(笑)
正にkikoさんもちょっと前まで他人事じゃない話でしたもんね。
本気をはきちがえてる親が多いと思うんです。
社員教育にしてもしかり。
本気で叱ってやるためには、親としてBossとしてまず目線を逸らさず向き合うことが大切だと思うんですよ。そこが信頼関係ですから、親の虚栄心で子どもをコントロールしようとしても、土台無理な話。
カタチはどうあれ、コミュニケーションがベースにあると思ってます。(^^)
いえいえ、6月9日だったので「コメントできること書かないかなぁ~」と密かに思っていたので、私のほうが「してやったり!」です。…のわりには、書き始めの時間が遅すぎて日にちをまたいじゃいましたが。(笑)
BOSSの言うとおり、ほんっと、他人事じゃありませんでしたよ。
どれだけ泣き、どれだけ切れ(セミナーの私からは想像つかないと思いますが)、どれだけ苦しんだか。
私はどんな時でも大人の前では常にいい子、いわゆる“優等生”を決め込んでいたタイプでした。半分は素だったのでしょうが、もう半分は自分が有利に立ち回れるからだったんですよね。(^^;
これが、自分の子どもを苦しめた原因の一つでもあったのですが。。。
優等生を通してきた子が母となり、子どもたちはお受験を経て私立小学校へ、今は特待生で私立中学校に通ってます!という“母としてのエリート街道まっしぐら”みたいな人から「子どもとのコミュニケーションが大切」と言われても、一般のお母さんは反発して聞く耳をもたないよ、よかったじゃない!──と言ってくれた識者がいました。
全く同じ話をしても、「思春期の子育てに躓いて、2年間辛くて苦しい日々を送った」という苦労を経た事実があるだけで誰もが聴く耳を持ってくれるはずだし、結果として大勢のお母さんの心に響くようになるよ、と。
BOSSのような「自分はやんちゃだった」話が皆無な私には、生徒さんたちに聴いてもらえる様な話はありません。もしも話したら、息子が言った「ママみたいには絶対になれない!」と同じ感情で反発されてしまうでしょう。
でも、2年間の親子の葛藤、自分の馬鹿さ加減、どう対応してどう叱った(≠怒った)か、どんなことがきっかけで、自分がどう変わり、それによって子どもがどう変わったか、そんな「母としての悲鳴の果てに見つけた光の一部始終」を、同じ苦しみの真っ只中にいるお母さんたちにお話しすることはできます。
きっと、自分の足でしっかり立って歩んでいる卒業生の親御さんの実話が、親たちが変わるきっかけやヒントをくれるんじゃないかなぁ~と思いますよ。
同様に、同じ年の頃、さんざやんちゃを繰り返したBOSSの話は、いつか必ず、生徒たちが変わるきっかけやヒントになると確信しています♪
#立て続けの長文、失礼しました!
私にとっては、どうしても他人事で片付けられない話題だったので。。。m(__)m