2005年2月 9日(水)02:43
ブランディング
ブランディングをボクなりに解釈すると、「安心感」や「満足感」、「お客さまをいい意味で裏切り続ける」、「サプライズ(何かやってくれそうなワクワク感)」になります。
ブランディングを難しく説明している書物もありますけど、結局は「サービスなり商品を買う安心感」に他ならないと思っています。
今、必要なのは「セルフブランディング」かなあ・・・と思っていますが、当然会社としてのブランディングはコレからの重要なファクターであることは言うまでもありません。
今までは「カンドウは何屋さん?」という問い掛けに対して「企画・デザイン屋」とか、「販売促進屋」とか答えていましたけど、ぼちぼち「ブランディング屋」を名乗ろうと思っています。
今、当然自分のセルフブランディングはしている「つもり」ですが。(^^;
ルイ・ヴィトンが不況だと言われる中で、売上を落とすどころか売上を伸ばしたのがいい例だと思うのですが、日本人はブランドに弱いと思いませんか?もちろん自分も含めてですが。(笑)
「○○○○を持っている自分」に酔いしれる。それこそ強烈なブランディング効果ですよね。
クライアントの利益をずっと追求してきました。
ずっと考えていたのですが、クライアントをルイ・ヴィトンにすればいいって考えてます。
要は「ここなら安心」とか「ここなら期待以上を常に提供してくれる」っていう部分を、クライアントにとってのユーザーに提供することができたら大成功。
それを提供するのはデザインかもしれませんし、プロモーションかもしれません。ただそれだけじゃ足りないんですよね。ルイ・ヴィトンのスタッフは自社製品の最大のファンですし、ある意味宗教チックなくらい、自社ブランドを崇拝しています。
・・・となると、そのブランドを伝える「人」がキーワードになってきます。
今年、一つ会社を作ろうと思ってます。目標にも掲げていますが、HRM(Human Resource management)はずっとやりたかったテーマです。どんないいブランディングをしていても、結局それを表現していくのは「人」ですから、簡単に言うと「社員教育」専門の会社を作りたいと思ってます。
ありがたいことにカンドウにもそういうオファーを頂いて、社員研修の実績も増えてきましたけど、そこはカンドウとは少し切り離して考えたい・・・という理由からです。
ブランディングを極めていこうとすればするほど、CIを主流とした「人」に行き着きます。
ボク流の解釈ですが、CI(コーポレート・アイデンティティ)はVI(ビジュアル・アイデンティティ、)MI(マインド・アイデンティティ)、BI(ビヘイビィア・アイデンティティ)、そしてPI(プレジデント・アイデンティティ or パーソナル・アイデンティティ)から構成されると思っていますから、VI以外って全て「人」ありきなんです。
「マインド=志」、「ビヘイビィア=立ち振る舞いや行動」、PIは言わずもがな・・・ですね。
ブランディング=そこで働く人が作り出すもの=プランド・プロミスという図式が成り立ちます。
広島ではそこまでブランディングを意識している会社はありません。マツダとかの大手は除きますが。
でも今ブランディングが必要なのは大手企業ではなく、中堅・中小企業だと確信しています。広島は以前書いたマーケティングもそうですが、ブランディングという概念が乏しい企業が多々あります。そういう企業に対してブランディングの必要性を説いて回る「エバンジェリスト」になりたいと強く思っています。
東京ではSOHOスタイルの方でもブランディングを意識されているところもあるのに、企業体でも「ブランディングって何?」が広島です。コレは地方に行けば行くほど痛感しています。
まずは地方都市広島からブランディングの必要性を発信し、ブランディングの底力を訴求していきたいと思います。
今年は「カンドウブランド」はルイ・ヴィトンを目指しますし、「福原ブランド」はエルメスを目指していきたいと思っています。(笑)
でも本気ですよ。(^^)
お久しぶりです。お元気ですか?ホームページを見させていただくだけでもご活躍が手に取るように伝わってきます。年齢を考えて(?)お体に気をつけてください。またオフィスに寄らせていただきたいと思っています。
>新田谷くん
お久しぶり~っ。
っていうか、キミもたまには読んでたワケね。(^^;
確かに「もう若くないさと、キミに言い訳したね」っていうフレーズが、似合う年頃になってきましたよ。
是非、オフィスにも遊びに来てくださいな。
「お客様の意思決定をよりスムーズにするため、商品(⇒売り物の意)の“売り”や“強み”を単純化しよう!」を、つい一昨日、コンテンツ・マーケティング・セミナーでお話ししてきたばかりです。(コンテンツ系の講演は久々で楽しかったぁ♪)絞り込まれた“売り”や“強み”こそがBOSSの言うところの「エッジ」であり、ブランド力の大きな軸になっていくのですよね。
ブランディングで大切なのは、その絞込み。
舞台全体が照らされている時はごく普通にストーリーが流れていき、スポットライトが巧く使われたシーンは強烈に印象に残る。。。という「芝居の演出」と同様、絞り込まずにあれもこれも照らそうと欲張ると、相手の心を捉えずに流れてしまいます。
ルイ・ヴィトンは「荷造り用木箱製造職人の見習い」から、エルメスは「馬具屋の丁稚奉公」から、その伝説は始まるわけですが、その最初に学んだ技術が今もなお最強のエッジとしてブランドを支え続けています。
だからこそ、時代に合わせたマーケティングを仕掛けようが、ファンを驚かせるような新しい展開を試みようが、ずっと支持され続けているのだろうと思います。
BOSSのように自社や自分のブランド力を的確に分類した結果、別の器(会社)を作るという結論を出すのも、素晴らしいブランディングです。
大昔から何でも屋さんだった私は、絞り込めないことを利用するっきゃない!と「ビジネス・コンシェルジュ」という1つの定義に落とし込みましたが、これも、亜流ではありますが(笑)一種のブランディングです。
ブランドの語源である「出所を意味する焼印」のない牛は売れません。でも、一度押された焼印は、シールのように簡単に付け替えなんてできません。
今はイージーに使われることの多い「ブランド」がいかに大切か、もっともっと多くの企業や人々に考えてほしいところ。
「ブランディング屋」さんに期待するところ、絶大です♪
<長文、失礼しましたっ!m(__)m>
>kikoさん
相変わらずナイスなコメントありがとうございます。(^^)
今回、知らない間に出来ていた「ボス・・・書く・・・徒然」の本ですが、読み返してみるとなんかずっと同じことを言い続けていますね。それがボクの強烈なエッヂなんだと思います。
ただネタ的には「もうちょっとないのかよ」って思ってしまいますけどね。(笑)
先ほどアップした徒然も、よくセミナーで使うネタの一つとです。
どんなに美味しいと評判のお店でも、どんなにオシャレな空間でも、接客がNGだったら美味しいものまで不味く感じますし、オシャレさも台無しです。とっとと出ますしね。(笑)
「仏像作って魂入れず」じゃないですが、「やっぱり大切なのはハートだよな」っていい年して臭い台詞を堂々と言っていますし、多分これからもコレは言い続けていくんでしょうね。