2002年4月29日(月)22:10
寝耳に水
去年の記念すべきボクの40歳の誕生日は韓国のソウルでお祝いしてもらいました。
ずっと可愛がっていただいていたクライアントの社員旅行に同行。とても賑やかに、多くの人たちにお祝いをしていただきました。苦手な生クリームのバースデーケーキも今となっては、とてもいい思い出です。
弁護士事務所から届いた一通の封書には、その大好きなクライアントの破産が記してありました。(^^;
実はその会社のホームページを作成中でして、苦しい台所事情が分っていましたので、ギリギリの中で最高のサイトの構築をして、アップ寸前でした。その時に「とってもいいホームページをありがとうございます。もうちょっと社内検討したいんで、ちょっとだけ待ってください」ということでしたので、焦らせるのも気が引けたのでずっと待っていました。
もはやそんなことはどうでもいいことなんですが、堅実経営を続けて来られて、外部スタッフを大切にして、スタッフも当然、家族と同じように大切にされていました。義理と人情を重んじて、カンドウとダブるため、社長のことを自分の父親のようにも感じていました。「おやっさん」って呼んでたのもここならではのエピソードです。
そんな会社の倒産。もう当分は何も考えられないくらいでした。飛んで行きたい衝動に駆られました。でも社長の性分を考えたら、きっと今の状態では逢いたくないだろうなあって考えて、行くのを我慢しています。
でもふっとしたことで思い出してしまうんです。(^^;
もっと違うカタチで応援出来なかったのか、悔やまれてしょうがありません。あの社長なら銀行の信用も得ていたハズなんですけどね。
会社をやるっていうことは、常にこういうことと隣り合わせ。身が引き締まる想いがしています。休みでも心休まることはありません。(^^;
頭の中から会社のことがなくなることはないんでしょうね。
24時間、ふっとしたことで、色んなことを考えます。それでも続けるのはそんな不安以上に喜びがあるからなんですけどね。
そのクライアントの復活を信じています。息子さんの専務がきっと建て直すハズです。そう思わないとただただ辛いだけなんで。