2012年3月29日(木)00:58
フェーズ0「phase0」
サイト制作の場合だけではなく、弊社で何か制作のご依頼があった際、「フェーズ0」というのをとても大切にしています。通常は「フェーズ1」からなのですが、「0段階」を無視することはできないな・・・と。
カンドウではフェーズの考え方を以下のように定めています。
・フェーズ1 ヒアリング ご要望・課題に対する現状把握
・フェーズ2 事業戦略策定 目標・目的の設定、確認
・フェーズ3 販売戦略策定 広告ツール、集客、サポート手段の確定 プロモーションフロー
・フェーズ4 戦略に基づいたプランニング
・フェーズ5 制作
カンドウコーポレーション 制作の進め方 より抜粋 弊社サイトに別ウィンドウで飛びます
フェーズ0なんてないじゃないか・・・。そう、通常の場合はフェーズ1からなんです。
ヒアリングしないことには何も始まらないですからね。
フェーズ0を掲げているのは実はボクだけなのかもしれません。(^^;
ヒアリングの前に成功をコミットできるかどうか、クライアントの経営についてのスタンスや経営者としての度量、マーケットをどう見ているか・・・こう書くと随分と生意気ですが、お互いの面談によってまさにお見合いをしているワケです。
弊社の優秀なプランナーに掛かれば「成功するまでやる」というスタンスで絶対に諦めませんし、何度もリトライをしていきます。
ただそれには担当者や事業部長のお考えだけではなく、社長の腹積もりが大きく左右することを知っているため、まずは社長と経営談義をしていきます。
場合によってはセミナーの如く、マーケティングのこと、会社経営のこと、お客様のこと、そしてスタッフのこと・・・色んなことをボクならではの考えをお伝えし、それを聞いた上でも「がっぷり四つ」に組めるかどうかを見極めさせていただいているのです。かなり生意気な発言もしますしね。(^^;
最近、モノ創りに関して自分自身のモチベーションが落ちて来ているのを感じています。
元々「モノ創り&人創り」を掲げるプロデューサーとしての立ち位置がボク自身のUSPであり、エッヂであり、スタイルでもあります。
だから単にモノを創るということに飽きてきているんですよね。(^^;
こんなこと、ここで書いていいのかどうかは怖いところですが、モノを創る過程で人も創りたいんです。創るというと大袈裟ですが、一緒に創り上げていく行程の中で担当者の方の意識改革をしていったり、会社に対しロイヤリティが生まれていったり、自社のことを再発見できるのがボクの理想です。
だからモノを創るというのはボクの中では始まりで、それを使ってどうビジネスしていきますか?でもそれを使うのって人ですよね?というその人のモチベーションレベルやスキルレベルはちゃんと備わっていますか?というのがボクのこれから取り組もうとしていることなんです。
クリエイティブディレクターとして、数々の名作(迷作も含む)を世に出してきました。当然結果も伴ってきていますし、それはそれで自負はあります。
でもボクのクリエイティビリティはどんどん老化という名の退化をしていってますし、ウチのメンバーの台頭を見れば「まだまだ負けるか!」という部分と「ぼちぼち抜かれそう。(^^;」という部分が同居し始めているのも事実なんですよね。(^^;
だからこその「フェーズ0」なんです。ここはボクじゃないとできない。自分の存在意義がここだと言っても過言ではないでしょう。(^^)
そして何よりもモノを創る上でも人を創る(育成する)上でも、ここが一番重要なんです。
先日、弊社のクライアントのシナジー(現在サイトリニューアル中)さんにインタビューさせていただきました。常務と統括部長のお二人からお話を伺ってますます自分の考えに確信が持てました。
このインタビューの模様はまたパンフレットやサイトでもご紹介しますが、「フェーズ0」がぶれなかったら、制作物は間違うハズがないんです。
しかもクライアントの要望を受けて「はい、分かりました。ご要望のモノを完璧に実現しますね」な~んてバカな返答をしているメンバーはいませんし、戦略策定が間違ってしまったら膨大な無駄を生むことを知っているため、まずはここでヒアリングという名のディスカッションが行われてしかるべきなんです。
ボクが将来新しい会社を立ち上げるのは周知の事実ですが、この「フェーズ0」から「フェーズ2」ないし「フェーズ3」までに特化した会社が新しい会社となります。特に注力するのがこの「フェーズ0」なんです。
「カンドウ ストラテジックラボ」は特に今まで多くの会社が見逃しがちであった「フェーズ0」に特化した会社と言っても過言ではないと思います。
コンサルじゃんって思われた方。半分正解ですが、半分は違います。
ボクはコンサルタントなんてものは信じてないんです。だから分かりやすく言うならばコンサルですが、ボクがやりたいのはコンサルなんて綺麗事を言って、殆ど実利の出ない香具師(もちろん優秀な方も居らっしゃいますし、知ってもいます)とは一線を画したいんです。あ~書いちゃった。(爆)
ビジネスデザイナーって横文字並べて煙に巻いたような肩書きを背負ってる福原が言うのも何ですが(笑)、ボクがやりたいのはもっとシンプルなんですよね。
事業化するまでに考えときます。シンプルで分かりやすく、伝わりやすい肩書きと事業領域を。(^^)
でも間違いないことは、机上の論理を振りかざさないこと。
「一緒に」がボクのスタイルになることは間違いありませんが、脳みそに汗を掻くのは当然として、身体にも汗を掻こうと思ってます。(^^)
最近もFacebookで色々と書いているせいか、ブログが疎かになっていました。反省。(^^;