2005年6月 2日(木)16:27
ジキングとビジネス論
興奮覚めやらぬジギングですが、もうちょっと引っ張りたいと思います。
ジギングしている最中、何気なく口にした廣江さんの言葉。
瞬間、ビジネスと関連付けてしまう自分ってどうよ?って思いつつ、それもまた自分らしいと納得した始末。(^^;
少しその関連付けを紐解いてみましょう。
「魚を釣るためには、針を海に投げ入れロッド(竿)をしゃくり続けなければならない」
ジキングは傍目で見ているより遥かに過酷です。左腕はパンパンになり右腕も攣りそうになりますし、踏ん張ってる足腰もガクガクしてきます。もちろん休憩するもよし、景色に見惚れるもよし、何の強制もありません。
でも釣りたければ、その激しいしゃくりを例え腕が悲鳴を上げても、ただひたすらに続けるしかないのです。当然と言えば当然ですが、「続ける」ことの意義をここでも垣間見ました。
「大きいヒラマサを釣りたいから、大きい仕掛けで釣り続ける」
ボクは廣江さんのジグに比べて半分の重さのジグを使用していました。廣江さんは通常よりも大きいジグを使い、大きい針を使い、いつ大物が引っ掛かっても釣り上げられるだけの仕掛けを常に使います。
ビジネスに置き換えると、いつもどんな仕事が舞い込もうとそれに向き合える用意と心構えを持ち、大きな仕事をする時は大きな仕掛け(マーケティング戦略やブランディング戦略等)を用意いないといけないということです。
ジキング=釣果と考えると、廣江さんの大物狙いは必ずしもいいとは言えません。でも「ジキングは釣れないこともジギングだし、自然相手だから時化が来ると出航さえできない」という廣江さんの言葉を借りると、ビジネスもジギングも似ている部分は多々あると感じました。
妙に「ジギングは釣れないこともジギング」という言葉が腑に落ちましたね。(^^)
彼が称えてくれたのは「決して諦めない」という姿勢でした。釣れた釣れないは結果論。決して楽なスポーツ(どんなスポーツも突き詰めればハードですが)ではないジギングに挑み続けた「姿勢」をまず何よりも称えてくれました。
会社経営は常に結果を求められます。いくら頑張っても結果が全てとも言われます。余談ですが、男性脳は結果、女性脳は経過らしいです。
でも諦めず挑み続けたメンバーに対して、ちゃんとそれを称賛できる自分でいたいと感じました。やっぱり女性脳でしょうか。(笑)
活動しなければ、自らが動かなければ「教え」は手に入りません。そしてただ単に動いているだけではなく、自分の五感と脳を使わなければその「教え」もただの言葉になってしまうのですね。
海の男たちは心優しき男たちでした。(^^)
If I wasn't hard, I wouldn't be alive, if I couldn't ever be gentle, I wouldn't deserve to be alive.
「強くなければ生きられない。優しくなければ生きる資格がない」 by ハンフリー・ボガード(フィリップマーロー)
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