2005年3月 3日(木)11:04
飯島夏樹さん逝く
ひょんなことから気になってビデオ録画してたドキュメンタリー。
世界的なプロウィンドサーファーとして活躍していた彼に突然襲い掛かった肝細胞ガンという宣告。
その宣告から2年後、今度は「余命宣告」を。
ドキュメンタリーに弱いボクはちょっと仕掛けが入ってる24時間テレビのマラソンでも泣いてたし、特に家族モノや友情モノにはからっきし弱い。
今回もテレビのタイトルだけで「ヤバイ」って直感した。
でも食い入るようにテレビに釘付けになったものの、全然泣かなかったし、泣けなかった。
久々に感動したドキュメントだったし、色んな勇気を貰った素晴らしいドキュメンタリーだったにも関わらず、それでも泣けなかった。
理由は簡単。
始まって何分間でボクは「飯島夏樹」さんと自分を重ねていたからに他ならない。
テレビが回ってるとはいえ、なんであんなに笑えるんだろう?ってずっと思ってた。
自分の余命を知った時、自分は何をするだろう?
この大好きなカンドウのメンバーに伝え残していることってなかったっけ?
暫く逢ってもない息子二人に何を父親として残したらいい?
自分の大切な人たちにその時できることって何があるだろう?
そう、ずっとこんなことが頭の中を巡ってた。
飯島夏樹さんのサイトには今尚コメントが続いてる。
多くの人にちゃんとメッセージが伝わってる証拠。
そして何より彼が愛してやまなかった家族にも、男の生き様として心から離れることはないだろう。
「武士道とは死ぬことを見つけたり」と言う。
でも生き様を通してその先に死に様があるだけだと思ってる。
飯島夏樹さんのご冥福をお祈りするとともに、闘う勇気を与えてくれた彼に拍手を送りたい。
合掌
>飯島夏樹さま
お疲れさまでした。天国にもウィンドサーフィンできる海はありますか?
ちゃんとあなたの生き様は多くの人の心に留まり、生きる勇気となって育まれていくことでしょう。
何年か後(できればずっと先がいいですけどね)にお逢いして、ボクの生き様の話も是非聴いてくださいね。全世界の海の話もいっぱい聴きたいです。
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