2003年9月 9日(火)22:10
思いの外
「貧乏時代」の徒然が反響を呼んでまして、「なんでそこまで公開できるの?」とか「ある程度に地位に登りつめてるんだから、今さら書かない方が。イメージっていうものもあるのでは?」とか色々なご意見を頂きました。(^^)
でもお金は貧乏だったかもしれませんけど、心まで貧乏だったとは一言も書いてないですからね。ボクで14代目となる福原家では「長男教育」というのは徹底的に叩き込まれました。
だから「礼儀」とかは人から教えてもらっても「ふ〜ん」って感じで、おじいちゃん、おばあちゃんに事あるごとに教えてもらってたと思います。そして何よりも大切に育ててもらえました。
親父が死んだ時以上に、実はおばあちゃんが死んだ時の方がボロボロでしたし、その当時の日記を読むと如何におばあちゃんのために頑張ろうと思ってたか。「おばあちゃんの喜ぶ顔が見たいから」ということで、勉強もそうでしたけど、色んなことを頑張ってた記憶があります。日記の中で「神様お願いですから、おばあちゃんを長生きさせてください。ボクはどうなってもいいですから」って書いてました。中1の時代にそれですからね。
ボクが生涯で一番愛した女性はおばあちゃんなのかもしれません。
確かに貧乏でしたけど、自分のために頑張る・・・ではなく、人のために頑張る、人の喜ぶ顔が見たいっていう今の精神は、確実にその貧乏時代に宿ったものだと思います。
今、貧乏じゃなくなったから書けるんじゃないですよ。(笑)
今でも貧乏じゃないですけど、お金持ちでもありませんし。
そういう物理的なものよりも、大切なことを沢山学んで来てると思います。
そしてそのベースとなってるのが、ボクにとってはおじいちゃん、おばあちゃんだったワケです。貧乏がイヤだったら稼げばいい、そんな簡単なことですもん。(^^)