2003年2月15日(土)22:10
継続こそ力なり
アフターバレンタイはボクらにとってバレンタイン以上に大切な日です。そう、カンドウが産声を挙げた日、それが12年前の今日です。
満12歳の誕生日を迎えました。(^^)
同業で頑張ってる女性から、「このまま頑張るべきか、それとも自分の力量を知って一般事務として就職するべきか」という相談を受けました。
ボクは何も道標は示してあげられなかったけど、「結局は自分で決めるしかない。あなたの人生なんだから」と誰でも言える一言を告げました。
あの後、色々と考えて「もっといい言い方はなかったのか」と情けなく思いましたけど、「続ける」ことの意義を伝えて上げたかったですね。
ただ続けるんじゃなく「必死に続ける」ことの意味を。
ウチの副社長の小田はデザインの勉強なんてしたワケではなく、元々は大学をドロップアウトして中古車屋で仕事していました。デザインとは無縁の世界に居たワケです。
その小田はボクの甘い誘いに乗って、デザインの勉強をするべく印刷会社に就職しました。そして当時のオフィスキャンのデザインを見よう見真似でやっていました。小田は印刷会社で版下のフィニッシャーでしたから、デザインをしてたワケじゃないんです。正に見て覚えたクチです。
ウチに入社してからも当時のデザイナーがMacが使えるということで購入。でも小田は相変わらず切り貼りでデザインをしていました。その当時は若い女性のデザイナーの方が断然デザインレベルは上でした。(^^;
Macも誰かに教えて貰ったワケではありません。全て自己流のハズです。本を読みつつ、分らないところは教えてもらいつつ、自らで学び続けていきました。
今の小田を知る人は「どこでデザインの勉強をされたのですか?」と訊ねます。当然ですよね、グラフィック(DTP)もWEBも両方こなし、独特の世界観を持ってるワケですから、そう訊ねたくなる気持ちも分ります。
カンドウデザインの礎を作り、そして自らもトップデザイナーとして君臨。数々のデザインで小田を指名のクライアントも後を絶ちません。
その小田は「必死に続ける」ことだけで、今のレベルに辿り着いたワケです。そしてまだ尚、勉強は怠りませんし、若いデザイナーからも学べるところは貪欲に学んでいきます。
続ける、必死で続ける。そして楽しみながら続ける・・・というのが、唯一成長の秘訣かもしれません。顔には出しませんが、「ヤラレタ。(^^;」と悔しい想いをしたことも一度や二度じゃないハズです。それでも続けることを止めなかった。それが小田の「今」を創っているのはまぎれもない事実なんです。
そして元パティシェの異色プランナーの河野由佳利もそう。
ボクの弟子としてケチョンケチョンに言われつつ、涙を流しつつ頑張り続けたからこそ、クライアントからの信頼を集めるプランナーに成長したワケです。3年前の入社間もない頃はプランナー養成講座とかに行かせていたくらいですからね。(笑)
今は立派にプランナー養成講座の講師が出来るくらいに成長しました。1年半で異例の取締役就任。周りからの声は「彼女なら当然」・・・だったことからみても、続けることで周りを認めさせたパターンですね。(^^)
そう、件の小田もどこのデザイン学校に行っても講師は出来ますしね。ここだけの話(をいをぃ(^^;)、そんじゅそこらのデ学の講師は勝てませんよ。理論じゃ負けても・・・ね。(笑)
ただひたすら続けること。取り敢えず3年は石にかじりついてでも続けてみること。それでもしモノにならなかったとしても、頑張った自分ていうのは確実に人間としての成長は見られるハズですしね。
カンドウも12年続けてきました。正に必死に。でも楽しみながら続けられた12年でもありました。
支えてくださった多くの方々に感謝しつつ、今日の一日を過ごしたいと思っています。
数々のエールを回想しつつ・・・。ありがとうございました。