2010年6月23日(水)18:45
とあるミーティングにて
とある会社のとあるミーティングに参加しましたが、そこで飛び交っていた言葉に「勝ち」「負け」というのがありました。「重要なのはお客様とのwin-winだ」とか、もっともらしい言葉が流れていましたが。(^^;
コンペに出ると「勝ち」と「負け」はハッキリ分かれます。
その仕事を取れたか取れなかったか。確かにそれ以上でも以下でもありません。
もちろん取れるにこしたことはないです。取れなかった時はほんっと悔しいですもんね。
脳みそに汗を掻きまくって、何日も「そこ」に注力して、プランナー、デザイナー共に大体が徹夜が続きます。通常業務の中にコンペ案件が入るワケですからね。(^^;
コンペを取れたら「Win」であり、取れなかったら「Lose」です。win-lose、そこにはwin-winはありません。
キレイ事を言うつもりはありませんが、「勝ち」と「負け」しかないのがコンペなのか?
「負け」は結果でしかなく、そこに至る経緯というのは無視されがちです。ただ今までのコンペを見てて、結果は負けだったとしても、そこから得る知の集積、汗の集大成は「勝ち」ではありませんが、大きな「価値」となります。いや、この価値の集積こそがカンドウコーポレーションの「価値」だとも言えます。
コンペティターとは「勝ち」「負け」で括りますが、カンドウ社内では「価値」を積み上げているというイメージです。常勝軍団を目指していることには違いありませんが、「勝ち」の裏側には「負け」があって、「負け」の中でこそ学べることも多く存在します。
結局「常勝」なんてアリエナイですもんね。
クライアントにとって「より良い企画」「より良いデザイン」「より良い仕掛け」がいいに決まっています。そこに到達できなかったのでしたら、潔く白旗を揚げる。
で、悔し涙を流す。
どうしてカンドウの価値を伝えられなかったのか、その理由を追求する。
次回のコンペにその経験を活かす。
それがコンペティションの意義であり、取った取られたはそれ以上でも以下でもないと思います。
「次は成長した自分を見せてやる」でOK。
・・・こんなことを書いてたからなのか、コンペ敗戦の連絡がタイムリーに入りました。(笑)
って笑えませんが、こんなこともあります。(^^ゞ