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「当たり前」を続ける

先日来社いただいたお客さまにカンドウの「おもてなしの心」を褒めていただきました。(^^)
社会人を30年以上続けてられる方から、「こんな接客は初めてです」と言っていただけると、頬が緩んでしまいます。(誰ですか?年で弛んでるんだって言ってる人は?/笑)

来客時、「いらっしゃいませ」の声と同時に小走りにお客さまの元に向かう。
お客さまが名乗る前に「ようこそいらっしゃいました。お待ちしておりました」と一声掛けつつ、お客さまをテーブルへとご案内。

テーブルの上にはヒロエのイラストが添えられた「ウエルカムカード」。
お客さまのお名前と、例えば雨だったら「お足元の悪い中、わざわざ来社いただきありがとうございました」の文字が手書きで添えられる。

ほぼ同時にコーヒーの豆を挽く音。
そう、カンドウの自慢のコーヒーは豆を挽くところから始まる。
ドリップが一番旨いのは分かってるんだけど、多くのお客さまが来られることもあるので、そこは妥協してコーヒーメーカー。

コーヒーのミルクは当然牛乳を温めててお出しする。
もし牛乳がなければ、その一本の牛乳のためにコンビニに走る。

そう、いつもの光景。

でも初めて来られたお客さまはいたく感動されていました。

「長いこと社会人してますが、『お待ちしてました』と言われたは初めてのことです」って。
「ミルクが温めてあるんですね」って。
「コーヒー、美味しいです。先ほど豆を挽く音が聞こえてましたね」って。
「このカード、いただいてよろしいですか?」って。
「こんな気持ちいい応対をされてる会社ってそうそうないですよ」って。

でも、本当は二度目に来社された時がちょっとしたサプライズです。

このお客さまが次回の来社の際には、コーヒーとミルクのみで砂糖はついてきません。ブラックで飲まれたら、ミルクも砂糖もない状態でお出しします。

種明かしをしますと、来客される方の会社名、お名前、そしてコーヒーの状態はホワイトボードにその日に書いて共有してるだけなんです。
コーヒーを好まないお客さまには紅茶、ハーブティー、日本茶(コレがまた絶品です)、梅昆布茶、昆布茶、七味入り茶、ジュース、ワイン・・・とメニューを完備。

景気が悪くなったと言われ、当然経費の見直しもしましたけど、ここの部分だけは絶対に譲りませんでした。どんなに厳しくてもこれだけは続けてきたし、続けたいって思ってます。

その昔、テレアポを取ってやっとお邪魔したと思ったら、5分で「はい、終了」。そもそもアポイント自体がなかなか取れなくて、「オフィスキャン(設立当初の社名です)?何?」って相手にもしてもらえませんでした。

それが今ではご相談にわざわざ来ていただける。発注のためにご来社いただける。
ここでも何度も書きましたが、奇跡にも近いことです、来ていただけるなんて!こっちが行って当然なんです。お客さまは自社でデーンと構えてられたらいいハズなんです。
「ありがたい」とは「有り難い」と書きます。「有る」ことが「難しい」からありがたい。
ほんっと来ていただけるなんて「ありがたい」以外の何物でもないんですよね。

だから来客された方に対して、何とかこの「ありがたい」という感謝の気持ちを伝えたかった。そこがベースにあるカンドウ流「おもてなしの心」です。

カンドウの「おもてなしの心」はお金は掛かってないと思います。

でも正直コーヒーも安いところを探したらいくらだってあります。よく営業にも来られてますもん。試飲も何度もしましたしね。ただ、味は比較にならなかったんです。魅力は価格だけ。
お茶だってコンビニにも売ってますし、ティーパックだって巷に溢れてます。安いですよね~。
でもカンドウのお茶へのこだわりは「日本一お茶の美味しい制作会社」を標榜するまでに至ってます。今更レベルは落とせません。

そう考えると、お金も掛かってるんですよね。
もちろん必要なのはお金の掛からない「心」の部分ですが。

カンドウも経費削減策は講じてますよ。削減報告も結果として共有されていますし。
こういう時期だからこそ、「おもてなしの心」に関わる部分は一切削減対象外。
社内消費の量は減らしましたが、お客さまに対するそれは一切変更していませんし、今後も増やすことはあれ、変更、減少することはないと思います。

今日の徒然はメンバーに対してなのかもしれません。

もう一度カンドウにとっての「当たり前」を続ける意味を思い出してほしいと思います。
決してお金が余っているワケはなく(むしろ足りない?(^^;)、それでも続ける意味はお客さまに対する「ありがたい」という気持ちを忘れないためです。
「わざわざ来ていただいてありがとうございます」を、是非挨拶やお辞儀に込めていただきたいと思います。今のお辞儀はカタチだけになってなかったか?って、自問してみてください。

今回褒めていただいた接客をしたのは和美です。
でもそれをボクから褒められることはありません。
こう言っていただいたよっていう共有はしますが、ただそれだけです。それ以上でも以下でもない。
ただ当たり前の日常を褒めていただいただけですから。(^^)

カンドウにとっては当たり前。
その当たり前を当たり前の顔をして当たり前に続けることにこそ、本当の意味がある。
自分を含め、今一度大切なこと「当たり前を続ける」意味を噛み締めたいと思います。

EDITOR

福原 勘二
  • 代表取締役会長兼CEO(最高経営責任者)
  • エグゼクティブ・ビジネスデザイナー
  • 兼ストラテジックパートナー

1961年生まれ。広島県広島市出身。広島修道大学中退後、リクルート、カーディーラーの採用・教育担当を経て、企業内の体質改善・採用・教育コンサルタント会社として、1991年2月有限会社オフィスCAN(現 株式会社カンドウコーポレーション)を設立。その後思い切った業態転換により、クリエイティブファームとしてのポジションを確立する。

福原 勘二のプロフィール
082-509-3322 10:00 - 19:00

まず、「誰が嬉しいのか?」を
一緒に考えることから始めます。

表面的な症状ではなく、その奥にある構造から一緒に考えます。
ウェブ・デザイン・言語化・伴走。手段はその後についてきます。

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