2005年7月11日(月)14:34
ブランディング for SOHO
8日の金曜日、「ブランディング for SOHO」というテーマで1時間みっちりと喋ってきました。想像以上に人が集まってくれて、熱気ムンムン。
レジュメもSOHOさんたち用に全てゼロから作り、準備万端で臨んだのですが、後から「あれも言いたかった」「これは伝え忘れてるしぃ」がいっぱい出てきました。(^^;
「ブランディング for SOHO」ネットセミナーとでも洒落込みましょうか。(^^)
まず○○○屋とシンプルに言い切れるかどうかが大切です。
○○○と言えば△△△△(個人名や屋号)。この○○○と一言でまず言い切ってください。
例えばWeb屋と言い切ります。
それに修飾語を付けます。「□□□□に強い」とか「□□□□なら任せとけ」のような感じです。
カンドウの場合は「カッコイイデザインのWeb屋」となります。
ここでポイントなのが、キュートなデザインも機能的なデザインも、インタラクティブなデザインも実は任せとけ・・・なのですが、それを言うと焦点がぼやけてしまうため、敢えて「カッコイイ」以外は捨てることです。
エッヂを立てる(強味をより研ぎ澄ます)ためには、「捨てる」ということは避けては通れません。捨てると言ってもやらないという意味ではありませんからね。(^^)
絞り込むという表現がピッタリかもしれませんが、何でもできます、何でも任せてください、何でも屋ですというのが、一番弱いということです。
SOHOさんにしても、カンドウにしても大して変わらないのですが、殆どのことができたとしても、それを言うことによって「ただの○○○屋」に成り下がってしまいます。
カンドウの場合は「ただのWeb屋」に成り下がってしまうワケです。
コラボレーション等によって「なんでもできる=ワンストップソリューション」は実現できますし、かく言うカンドウもなんでもできるかもしれません。
「何でも任せとけのWeb屋」と「カッコイイデザインは任せとけのWeb屋」、どっちが心に残りますか?どっちが強烈なインパクトを与えられますか?
特にSOHOさんを含め、我々のように小さな会社の場合、「何でもお任せください」という表現よりも、「○○○○○ならお任せください」という方がブランドを確立しやすいと思います。カンドウも最初はそうやって言い切っていました。
今はカンドウコーポレーションが一つのブランドになったお陰で、カッコイイものから、機能性重視のもの、FLASHを駆使したインタラクティブなもの、イラストが効いてる可愛いものまで、色んなオファーをいただくようになりました。ブランディングするまでは時間が掛かりますが、作ってしまえばこっちのもの。ただブランド価値を下げない努力は永遠と続きますけどね。
続編はリアルのセミナーでお話しましょう。(^^)
今年の秋くらいから、カンドウ主催でブランディングセミナーを開催することにしています。題して「あなたの会社のブランドはいくらですか?」(仮)。
全5回で、定員20名と絞り込んだセミナーとなります。またこの場で告知しますけど、ブランディングを頭で学ぶのではなく、体験型のブランディングセミナーとする予定です。終わったら、自社のブランディングができていたというイメージです。(^^)
また詳細が決まりましたらアナウンスいたしますね。
こんにちわ。交流会に参加させてもらった岡崎@起業準備中です。
自分のウリを明確にするために、エッジを立てなければならない、捨てる勇気をもたなければならないという、福原さんが言われたことを頭に入れ込んで今後、起業に向けて準備していきたいと思います。
正直びびってる面があって、なんでも取ってやろうと、やれることをある程度は広げようとしてました。。。
エッジをどんどん丸くする方向でぼやけてしまう所でしたね。
貴重なお話ありがとうございました。
またSOHO'クラブで講演してもらうと何かとありがたいです。(笑)
>岡崎さん
初コメントありがとうございます。
起業前って売れるモノは何でも売ろうという意識になってしまいますよね。
その気持ち、経験者として痛いくらい分かります。
ただそうしたことによって、相手(クライアントやお客さま)から見たら、「で、一体どうしたいの?」に繋がってしまいますし、ただの便利屋さんになってしまうんですね。
エッヂを研ぎ澄ましていくと、結果としてエッヂの周りのビジネスもついてきます。
まずは岡崎さんの強烈なエッヂを研ぎ澄ましていってくださいね。(^^)
BOSSのブランディングの話を聴くたびに、耳が痛い。
やれることも、ジャンルも、どれもこれも絞りきれない、の典型ですからね。にも関わらず、決してワンストップではないし。(苦笑)
太古の昔から(をいをい、いつからよ!)、私はアイディアプロセッサーであり、それを実現するためのチャネルメーカーでした。
かれこれ20年以上もOL生活をしてきたのに、ちっとも進歩していない気がする今日この頃。。。(^^;
>kikoさん
> 私はアイディアプロセッサーであり、それを実現するためのチャネルメーカーでした。
いや~、これ以上の強烈なエッヂはないと思いますけど。(^^;
マルチプレーヤーというエッヂもあります。その場合、量は当然として、質も併せ持つ必要があり、kikoさんはその両方を持ってますから、それこそがエッヂですね。(^^)
褒めすぎてる。。。どうしたんだろう。。。後が怖い。。。(笑)