広島現代美術館がリニューアルするにあたり、ウェブサイトのリニューアルを担当。ターゲットとしてアートに興味がある層以外に、まだ美術館へ訪れたことが無い層も設定。美術館だけではなく、周辺地域である比治山も楽しみながら、美術館を楽しむという新しい提案ができるウェブサイトを企画しました。
美術館の興味層を広げるビジョンに対応するウェブ提案
課題
- 現代美術という敷居が高くなる分野であることと、丘の上の立地から、ふらっと来館する方が少ない
- 2年間の本館工事による閉館から2023年3月のオープンに向けて、ウェブサイトを時代に合うものに改修したい(スマホ最適化されていない)
実施
- 1日ごとに行われる展覧会とイベントを再計算して表示
- パソコン/スマホ・日本語/英語の表示を最適化
- 展覧会詳細ページをランディングに適したものに構成
結果
- 当日客の方にも展示内容がスマホから閲覧しやすくなった
- イベントから長期期間の展示、展示から単日イベントへの関連性の把握や情報整理がされたことでイベントの認識がされやすくなった
- 来館客層の広がりがみられ、敷居を低く間口を広げることができた
実施年 | 2023年 |
---|---|
URL | https://hiroshima-moca.jp/ |
デザイン | Adobe XD / Figma / Adobe Illustrator / Adobe Photoshop |
構築 | Wordpress / php / javascript |
成果物 | ウェブサイト |
制作メンバー
デプスインタビュー
掲載用ではない事前取材
2023年3月のリニューアルは、建造物ルと、ウェブサイトがリニューアルされることになっています。カンドウコーポレーションはウェブサイトを担当するコンペで受託することができました。コンペ時点で元々提示されていた「開かれた美術館」というテーマがありましたが、学芸・広報・総務と役職が違えば、解決したい課題や受け取り方もそれぞれ違いがあるようでした。そこで、ウェブ制作をのための方向性を見つける意味としても、広島市現代美術館の関係者皆さんにヒアリングを行いました。 工事での休館中なのもあり、関係者ご自身も、休館を終えた時点でどうなっているのかイメージしにくさがあり、言い換えれば、美術館の在り方も変わっていく新たな門出に意義を再認識できる機会だと感じました。「開かれた美術館」とはなにかそれぞれ関係者個々に掘り下げたことで、注目点が見つかることになります。
デプスインタビューを行い、それぞれの立場からの「言葉」周辺にある注目すべき事柄を掘り起こし、整理のため図を描き起こしています。結果、「開かれる」とは現代美術の理解を広げることでもあり、今までの来館層以外にもリーチしていく必要があることになります。そのことが、提案側(カンドウ)と受託側(ゲンビさん)の認識が一致したことが明言化され、機能の要件を自信をもって提案し作っていくことができました。
人物像を整理
デプスインタビューを行い、それぞれの立場からの「言葉」周辺にある注目すべき事柄を掘り起こし、整理のため図を描き起こしています。結果、「開かれる」とは現代美術の理解を広げることでもあり、今までの来館層以外にもリーチしていく必要があることになります。そのことが、提案側(カンドウ)と受託側(ゲンビさん)の認識が一致したことが明言化され、機能の要件を自信をもって提案し作っていくことができました。