最初は、少し静かだった。
いわゆる「借りてきた猫」状態。
でもそれも束の間のこと。少しすると、普通にしゃべり出す。そして気づけば、もううちに馴染んでいた。あたかももう何年もうちに居るかのように・・・。
三児の母。
日常は、ほぼプロジェクトマネジメントだ。
朝の準備、送り出し、仕事、迎え、夕飯、寝かしつけ。タスクは常に同時進行。しかも、想定外は必ず起こる。
ただ本人いわく、「マルチタスクは得意じゃない」とのこと。
それでも日々が回っているのは、周りの支えがあるからだと言う。
協力的な家族、気にかけてくれる人たち。その存在があって、今がある。
だからこそ彼女は、考え続ける。「どうすれば一番スムーズに回るか」を。
段取り力は、才能ではなく積み重ねだ。それは先輩・下川和美と重なる部分もある。ただし、同じではない。
「一人で回す強さ」ではなく、「周りと一緒に回す強さ」。それもまた、カンドウの仕事に向いている。
前職は、診療放射線技師。
医師の指示通りに動くだけではなく、現場を見て、患者を見て、「より良い方法」を自分で考える仕事だった。
つまり、言われたことをやる人ではない。最適解を探す人だ。
固定概念に収まるのが苦手で、「それ、本当にベスト?」と、もう一歩踏み込む。
おとなしそうに見えて、実はけっこう粘る。そして、じわじわ強い。
未経験でこの世界に入ってきた。
最初は、アシスタントプランナーとして現場に立つ。
だから、わからないことも多い。質問も多いかもしれない。
でもそれは、「ちゃんと理解してから前に進みたい」という意思表示に違いない。
一度腹落ちすれば、動きは早い。そして、やり切る強さは旦那様の折り紙つきだ。
ちなみに、急な無茶振りには少しフリーズするという。
が、少し猶予を与えればちゃんと巻き返す。
チョコレートを与えると回復が早いらしいので、会社にチョコレートを常備しようと決めたのは言うまでもない。(笑)
母であり、未経験であり、挑戦者。
でもそれだけじゃない。
慌ただしい日々の繰り返しで、自分の時間はそう多くはない。それでも「やりたかったこと」が仕事になり、日々は充実しているという。
もともと、つくることが好きだと言う。
カメラ、お菓子作り、裁縫。これまでの経験も、これからの挑戦も、すべて自分の糧にしていく。
ヨガで自分を整え、静かに向き合う時間も大切にしている。いずれは書道や茶道、華道など、日本の文化にも触れてみたいらしい。
夫婦共通の趣味は旅行。美味しいものと新しい体験を求めて、各地を巡る。
漫画もまた、日常の一部。物語を通して、知らない価値観や人生に触れている。
日々の生活で培った段取り力と、現場で鍛えた「本質を見る視点」を持っている。
気づけば、チームの流れを整えている。そんなタイプだ。